チョコボールの恋
ある店で、白人男性(後にアイルランド人と判明)と日本人女性3名が飲んでいたところに、飛び入り的に日本人男性が加わった。僕と連れはその隣のテーブルでそれとなく彼らを観察していた。後から加わった日本人男性は、有名なチョコボール向井さんを痩せさせたような感じの人で、英語がわりと堪能で、アイリッシュの彼と熱心に話し込んでいた。
ふと気づくと、女性3名は煙草やライターなどをテーブルに置いたまま行方をくらまし、残ったチョコボール氏とアイリッシュさんが2人の世界を形成していた。やがて女性のうちの1人だけがテーブルに戻ってきたが、チョコボール氏は彼女にはほとんど見向きもせず、アイリッシュさんの目ばかり見て話しつづけた。
そうかと思えば、いつのまにかアイリッシュさんが日本人女性の肩を抱き、彼女はうっとりとしながらアイリッシュさんにもたれかかっている。しかし、チョコボール氏はあいかわらずアイリッシュ氏の目ばかり見て話しつづけている。で、下ネタで盛り上がったりしている。
どういうユニットなんだか、そして、消えた2人の日本人女性はいったいどこに行ってしまったのか、とうとう最後までわからなかったが、チョコボール氏のお目当てがアイリッシュさんだということだけはわかった。彼の恋路に幸多からんことを。
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