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2006年9月13日 (水)

○仁シリーズ

 僕と誕生日が同じである親王のお名前が「悠仁」に決まったが、これを「ヒサヒト」と読むのは教えられなければほぼ不可能だろう。ただそれを言うなら、三笠宮殿下の「寛仁」だって「トモヒト」と読むのはかなり難しい。普通に読めば「ヒロヒト」になってしまう。

 逆に昭和天皇の「裕仁(ヒロヒト)」は順当だ。大正天皇の「嘉仁(ヨシヒト)」、明治天皇の「睦仁(ムツヒト)」もまあ無理のない感じだが、そのさらに前に遡ると孝明天皇は「統仁(オサヒト)」だし、仁孝天皇の「恵仁(アヤヒト)」、光格天皇の「兼仁(トモヒト)」などはそうとう難問だ。

 あまり一般的ではない読みを充てるのは、なにかこう、普通とは違うやんごとない感じを添えるためなのだろうか。

 ところでこの、親王の名の構成要素としてルール化されている「仁」の字だが、歴史は意外に古いらしく、第56代の清和天皇(在位858〜875)の諱(いみな)がすでに「惟仁(コレヒト)」だった。もっとも、それからずっと親王の諱の2文字目が「仁」だったというわけではない。次に現れるのは第60代醍醐天皇の「敦仁」だが、これはなぜか「アツギミ」と読むらしい。

 第70代後冷泉天皇の「親仁(チカヒト)」から再び「仁=ヒト」が復活し、しばらく「○仁」シリーズが続く。その中には、「善仁(タルヒト)」「体仁(ナリヒト)」「言仁(トキヒト)」など到底読めないものもちらほら見られる(以上、笠原英彦著『歴代天皇総覧』より)。

 そういえば、大本教の出口王仁三郎は自ら「尋仁(ヒロヒト)」の号を名乗り、身内にも「○仁」シリーズの名をつけていたという。

 僕だったらどうしようかな。……「糖仁(アマヒト)」? なんだそりゃ。それとも「ラス・マンチャス」にあやかって、「汚仁(シミヒト)」というのはどうか。

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