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2006年10月 2日 (月)

煙草は有害

 ニフティさんから、『シュガーな俺』連載ページのアクセス集計などをまとめた月例レポート(9月度分)を送っていただく。固定読者の方が増え、少し落ち着いてきた結果なのか、アンケート欄への記入件数は、先月よりだいぶ少なくなっている。ただ、あいかわらず8割強の方が「面白い」を選んでくださり、またなんらかの感想を書き込んでくださってもいる。嬉しいかぎりである。

 今回は、糖尿病専門ではないけれど「医師」だという方からの書き込みがあり、「おっ!」と目をみはったのだが、その方はセレクトボックスから「面白い」を選んでくださってはいるものの、感想欄で少々苦言を呈されていた。「教育が目的なのだとしたら、煙草の有害さについての記述が少な過ぎる」と。おっしゃるとおりです。

 ただ、この作品はどちらかというと、エンターテインメントとしてドラマ部分も楽しみながら、糖尿病について少しでも多くの人に知ってもらいたい、という気持ちで書いたもので、「教育」などと大それたことをもくろんだものではないのです。患者の方が「そうそう、そうなんだよね」と共感してくださり、予備軍の方が「自分も気をつけないと」とビビってくださり、特に問題のない方が「糖尿病ってそういうものだったのか」と知ってくださればそれで本望という。「糖尿病」やら生活習慣やらについて意識するきっかけのひとつにでもなってくれればいいなという。

 くだんの医師の方がわざわざこのブログまで来られることはたぶんないだろうなと思いつつ、もしこれを読まれていたとしたら、そんなわけですのでどうぞひらに。

 それにしても、あまり意識はしていなかったが、「煙草の有害性」についての記述が少なかったことは、今現在、僕自身が結局喫煙から離脱できていないことと関係があるだろうか。あるだろうな。患者の皆さん、煙草は有害ですよ! 患者じゃなくても有害ですよ!(取ってつけたような警句)

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コメント

お医者様のご意見らしいですね。でも、煙草の害はTV、新聞等でかなり言われているし、煙草を吸われる方は重々承知の上で吸われている様な気がするのですが……。
ですから、煙草の有害さの記述の量は余り気にされなくても良いのでは思っています。
それよりも、もしかしたら自分も糖尿病又は予備軍かも?と思われている人が『シュガー』を読まれて、これではいけないと思い病院に受診されれば素晴らしいですよね。  そうすれば、もっと勉強をし先生からも煙草の害について聞かれる事でしょうし。 
また、失明したり、足が壊疽になったりするのは、大抵治療を受けていなかった人や、治療を中断してしまった人だから、きちんと定期的に通院している人はそんな心配しなくて大丈夫と担当医に言われた事があります。
私は、『シュガーな俺』に出合ってとても心地よい気持ちなんです。
低血糖やインスリン注射など、実際に経験した人じゃないと分からない怖さや煩わしさに共感していただける人の存在が実際に分かりホッとした様な、嬉しい様な、そんな感じなんです。
うまく表現が出来ず、文章が下手でごめんなさい。
でも、この小説に出合えて、皆さんの書き込みを読んで、出合う前の私とは明らかに違う自分がいます。

投稿: えぞりす | 2006年10月 4日 (水) 17時23分

私も喫煙者なのですが、世の中の風当たりがひどくなってきましたね。今朝もハワイで屋外全面禁煙になったというニュースを聞きました。日本もそう遠くない将来、そうなるかもしれませんね! 
タバコのにおいは、喫煙者の私でも嫌なもので、せめて吸わない人の前では吸わないよう心がけています。
実は私は一日2,3本しか吸わず(飲み会・スロットでは10本以上になりますが)、いつでもやめられそうなのに、やめられません。

平山さんの場合は、タバコどころかお酒もやめられていないようなので(?!)、そこがまた愛すべき平山さんという感じで好きです。(ああ、生意気なことを!失礼しました)

でも、くれぐれも体を大事にしてくださいね。これからも著書を楽しみにしてますから。

投稿: | 2006年10月 4日 (水) 22時04分

> えぞりすさん
ありがとうございます、こんなコメントをいただけて、作者としてそれにまさる喜びはありません。思わず涙ぐんでしまいました……。
そして、変な話ですが、自分が本当に糖尿病であってよかったと思いました。作家としては、自分がかかっていない病気について調べて、その病気にかかってしまった人のことを書く、という道もあり、それはそれでアリだとは思うのですが、今回の作品については、なかば自叙伝みたいなところがあります。でもそのおかげで、患者の方々の気持ちがリアルに想像できるのです。こんな経験は作家としてもなかなかできることではないと思います。僕自身、えぞりすさんをはじめとする患者の方々からのコメントを通じて、励まされている面も多々あります。本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。

> 香さん
香さんもスモーカーでしたか(ぜんぜん意外じゃありません。たぶんそうだろうと思ってました・笑)。でも、日に2、3本ならたいしたことないじゃないですか! 僕はここだけの話(ってどこだけの話?)一日ひと箱は行くし、しかもタール14mgのセブンスターなので、有害なことこの上ないです。日々、肩身が狭くなっていき、日本もだんだんシンガポール化していくなぁと思いつつ、やめるきっかけを見つけられずにいる次第。でも僕も、非喫煙者と同席しているときにはそれなりに気を遣いますよ(立場的には圧倒的に弱いので、そうせざるをえない)。
あ、酒は、お察しのとおり、タバコ以上にやめられません。だって、酒のない人生なんて! やー、タバコと酒とどっちかひとつを取れと言われたら、迷わず酒を取りますね。そして、命と酒とどっちかを取れと言われてもやはり酒を……って、死んじゃったら酒も飲めませんね(笑)。まぁ、死なない程度にってことで。大丈夫です、酒か小説かの2択だったら小説を取りますので!

投稿: 平山瑞穂 | 2006年10月 4日 (水) 23時51分

私はコメントだけでも、タバコのにおいぷんぷんでしたか?(笑)
確かに、ピアニッシモを2,3本、多くて10本程度じゃたいしたことありませんね。(と、やめない自分への言い訳にしてもいます。)
平山さんの場合、『タバコをやめるきっかけを見つけられずに・・・』というより最大のきっかけ(糖尿病発覚)を"あえて"見過ごされたのでは??

ところで、前回喫煙コメントになってしまって書きそびれましたが、私は糖尿病患者ではありませんし、近親者にもおりませんが、それでも『シュガー』に出会ってよかったですよ。
患者は決して少なくない、その病気をすごく身近に感じることが出来ました。その恐怖も。もし友達に糖尿病になる人がいたら、少しでも理解してあげられるのじゃないかなと思います。
それでは~!おしゃべりでついコメントが長くなってしまってごめんなさい。

投稿: | 2006年10月 5日 (木) 23時06分

なんというかですね、香さんって、「既視感」があるのですよ、「こういう人、まわりにいっぱいいる」という(笑)。僕が仲良くなりがちなタイプだということが、ささいな文面からなんとなくわかるのです。それでおのずと「プロファイリング」ができてしまうというか(いや、大いなる勘違いをしているかもしれませんが……)。
煙草、一度はやめてたんですがねぇ、今やいわば「フォルティッシモ」を1日20本ですから。

「シュガーに出会えてよかった」とのこと、嬉しいです! ほんと、名前ばかりが知られていて内実がこれほど知られていない病気も珍しいのではないかと。

ちなみにコメントが長いのは大歓迎ですのでどうぞご遠慮なく。僕自身、ブログ本文もコメントへのレスも、短くしようと努力しながらついついたくさん書いてしまうクチですので。

投稿: 平山瑞穂 | 2006年10月 6日 (金) 15時19分

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