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2006年10月26日 (木)

差別される地上波

 9時ごろ、遅めの夕食を摂る。妻は仕事で遅いので、一人でスパゲッティを茹でる。村上春樹のように。ただし、村上春樹とは違って、ビールではなくてワインを少々飲む。その間、テレビをつけてたまたま映った画面をそのまま観ていたら、映画の「ターミナル・ベロシティ」をやっている。ナスターシャ・キンスキーが出ている。

 ナスターシャ・キンスキーは、学生くらいの頃、大好きな女優だった。あの大きな口が好きなのだ。あと、口をちょっと開けたときに、その大きな唇の間から齧歯類みたいな前歯が覗くところとか(そこだけ切り離して見るなら、シガニー・ウィーバーとかもけっこう好き)。ナスターシャ・キンスキーが出ているならちょっと観ようかな、と思いながら観ていたが、なんだか先の展開が読める。変だと思いながらしばらく観ていてやっと、以前にもテレビで1度観ていたことに気づいた。

 そして僕は思い出したのだ。そのときもたしか、「ナスターシャ・キンスキーが出ているなら観ようかな」と思って観はじめたことを。そういったささいなたぐいのことがらに関しては、忘れないと誓うぼくさえいない。

 わが家ではいまだにBSもCSもケーブルテレビも見られないので(理由は簡単だ。どうせ観る時間など作れないだろうと思って導入を見合わせつづけているのだ)、たまに気が向いて「テレビで映画でも観るか」と思ったとしても、それは要するに地上波に限られている。そうすると、たまに気が向いても、そのときやっているのはもう何度も観た映画だったりする。「TAXi2」とか「スピード2」とか「トゥルーライズ」とか。「トゥルーライズ」なんて、2ヶ月おきくらいに放映している気がするのだが。もう少し、地上波のラインナップを充実させてくれてもいいような気がするのだが。

 ところで、『ラス・マンチャス通信』の韓国版(ラス韓)が、驚いたことにいまだにじわじわと売れつづけて版を重ねているらしい。最後に聞いたときは4刷だったので、少なくとも5刷よりは多いということだ。向こうでは「アレ」が大人気だという話だったが、いまだにどうも腑に落ちない。一方、『忘れないと誓ったぼくがいた』の韓訳の方は、10月24日発売というのはやはり「予定」で、今、印刷しているところらしい。あっちの方がいわゆる韓流モードだと思うのだが、売れ行きにどんな違いが出るのか興味のあるところだ。

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コメント

エアロバイクをこぎながら新聞を読んでいると……!朝日新聞の夕刊10面に『シュガーな俺』の書評が載っていましたよ。タイトルが大きい為、かなり目立ちますね。
“重版にならないと広告は出してもらえない”との事でしたが、『今、注目の本。』と言う事で取り上げられたのでしょうか?(出版社が出された広告とは違いますが。)
書評で「病気とは自分との闘いであることを深く思い知らされる。」とあるのですが、本当にそうですね。
特に糖尿病は、自己管理がしっかりしていれば普通の生活が送れると言われ、ノンシュガーの方からすれば悪化させるのは“だらしが無いからだ”と思う人も多いのではと思っています。でも、この食欲を抑えることの難しさは並大抵の事ではありませんよね。運動も好きではなく、治療の一環として日々頑張っているのですけど……。

我が家は電波障害があるので、仕方なくケーブルテレビと契約しています。
私はテレビ大好きっこ(41歳にもなってお恥ずかしい)なので、ドラマや映画を撮り溜めています。でも、地上波と違って字幕なのがちょっと困りものです。

投稿: えぞりす | 2006年10月27日 (金) 18時26分

シュガー連載ページのコメント欄にも書いたのですが、うちは朝日を購読しているにもかかわらず、夕刊は取っていないので、現物をまだ見ていないのですよ。版元さんがいろいろ仕掛けてくれているらしく、少しずつでも認知度アップにつながっていってくれれば、と思っております。読んでもらえさえすれば今回は絶対におもしろいと思ってもらえる自信はあるのですよ!
「だらしがない」云々というノンシュガーの人たちからの批判は、つらいものがありますよね。「だったらやってみろ!」と言いたくもなります。一度かかってしまうと、ことさらに美食をしなくたって血糖値は上がってしまうわけですからね。
ところでえぞりすさんは、僕といくらも歳が違わなかったのですね。いえ、悪い意味でなく、たいへん落ち着いていらっしゃる印象がありましたので、もっと上の方なのかと思っておりました。というより、僕がいい歳こいて幼いだけなのかもしれませんが(笑)。

投稿: 平山瑞穂 | 2006年10月28日 (土) 01時54分

以前はよく木、金、土、日曜日で映画を見ていましたが最近はTVを見ることも少なくなってきました。NHKのBSとWOWOWは見られるのですけど、解約しようかとも思っているところです。
ナスターシャ・キンスキーはなんか久しぶりに名前を聞いたような気がします。

話しは変わりますが僕が入院中に年配のノンシュガーな人から「贅沢病」と何度か言われました。確かに昔は「食」が満足にできなくて、こんな病気は「贅沢」だったのかもしれませんが、今ではまず「食」にありつけない事はありません。そういうことも分からずただ「贅沢病」で済まされてしまう事にシュガーになってしまった僕は苛立ちを覚えます。


投稿: ゾーン | 2006年10月28日 (土) 11時22分

途中まで観て、これは以前にも観た映画だ!と気がつくこと・・・。平山さんはテレビ映画だったからいいけれど、私なんかレンタルビデオで3回も同じことをやってしまったことがあります!ア、アホや・・・。
ブルース・ウィリスが好きで『ラスト・ボーイスカウト』を3回ほど・・・。さすがに悲しくなりました。

今はCS・BSがとても充実していて、どこでしたっけ?80チャンネルとか。
でも私はそのCMを見るたびに、心の中でいつも突っ込んでいます。「2チャンネル以上同時に観ることなんてできないのに、どうして80チャンネルなんて作る意味がある!!」と。視聴率命のテレビが視聴率割れの原因を作っているのじゃないでしょうか。

最後に、韓国で売れ行きが伸びてるとのこと・・。すごいですね!私もこれから読むのを楽しみにしてます。

投稿: | 2006年10月28日 (土) 13時51分

> ゾーンさん
映画って2時間はつぶれますからね、なかなかそれだけのまとまった時間を取れなくなっていくのが現状ですよね。

「贅沢病」という言い方は、僕も好きではありません。年配の方がそういう言葉を使いたくなる気持ちもわかるのですが、いろんな意味での偏見がそこには含まれている気がするのです。そういう人にも、『シュガーな俺』を読んでいただけるといいのですけどね。

> 香さん
レンタルビデオ、僕も何度かありますよ。アクションものとかサスペンスものだとありがちですよね(笑)。あと、つづきもののマンガを何巻まで買ったかわからなくなってダブってしまうことなども……。
CSなどのチャンネルの多さには本当にあきれるほどです。チャンネルの多さを誇ることが、この場合、本当にプロモーションになっているのかと。それだけあったら、ほとんど誰も観ていないチャンネルなどがあっても不思議ではないですよね。

投稿: 平山瑞穂 | 2006年10月28日 (土) 15時56分

えっ?私、落ち着いている印象がありますか?確かに友人には昔からしっかりしているとか、お母さんみたいだとか言われますけどね。(例えば、学生時代から常にハンカチを持っているとか、信号無視はしないとか、ゴミはゴミ箱へ入れるとか、どれも当然の事なんですけどね)
私は三姉妹の末っ子なので、かなりの甘えん坊ですよ。

逆に私はこうして書き込みをしていて、なんて私は言葉を知らないのだろう、とか、年齢の割には内容が幼すぎると書き込みをしながらなんとなく落ち込んできたり……するのです。でも、こうして書き込みをすると必ずお返事が頂けて、とても嬉しくって仕方がないのです。専業主婦の上、子供が居ないので社会との接点が余り無いからでしょうか。
これからもたまに書き込みをしますので、宜しくお願いしますね。

投稿: えぞりす | 2006年10月28日 (土) 21時43分

お母さんみたい……言い得て妙な表現ですね。えぞりすさんにはなにかそういう種類の「しっかり」さを感じるのです。でも意外なことに、お子さんはいらっしゃらないのですね。
「言葉を知らない」なんてことはまったくないと思いますよ。むしろ、毎回お気持ちが非常によく伝わってきます。こちらこそ、今後もよろしくお願いします。

投稿: 平山瑞穂 | 2006年10月28日 (土) 22時30分

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