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2006年11月14日 (火)

さらに取材

 昨日にひきつづき、今日は「週刊現代」の取材を、池袋の某珈琲店にて受ける。30代〜50代の男性がメインの読者層であるこの雑誌、シュガーに関してはまさにズバリとも言える。ただ、インタビューしてくださったAさんは、女性だった。

 持参しておられた『シュガーな俺』には無数の付箋がつき、赤ペンで傍線を引いてある箇所もある。なにか細かい矛盾などを指摘されるのではないかとビクついてしまったが、そうではなく、本を読むときの癖なのだという。ものすごく丁寧に、深いところまで読み込んでくださっていて、こちらが「こう読んでほしい」と思うところをピンポイントで逐一、的確に指摘してくださり、同席した世界文化社担当・Uさんとともに思わず唸らされた。

 そればかりか、Aさんはニフティの連載ページのコメントはもちろん、このブログまで、しかもどうやら全部、事前に読んできてくださったようで、僕自身、書いたことを忘れているような細かい点まで話の中でスラスラ出てくるので、なんだか裸にされて隅々まで検分しつくされた気分だった。

「奥さん、ちあきさんでしたっけ?」
「あ、はい。あれ? なんでご存知なんですか?」
「ちあきさんというお名前の方がコメントを書き込んでいらして、平山さんがそれを読んで“妻と同じ名前なので、妻に叱られているような気分になります”と書いていらしたので……」

 僕のことだけではない。Uさんと名刺交換するなり、「平山さんのブログに出てくる“世界文化社担当編集のUさん”ですよね? キムチが、名前がダメという理由でお嫌いなんですよね?」と、「黒いシミ通信」時代に書いたエピソードまで挙げる始末。もう、脱帽という感じだ。「ラスマン」「ワスチカ」の既刊2作や、『國文學』に寄せたエッセイもチェックしてくださっていて、この人の前ではテキトーなことが言えないな、と思った。でもおかげで、仕事の範疇を超えて楽しくお話ができた。Aさん、ありがとうございました。

 インタビュー記事の掲載号は、11月27日発売予定。きっと、読みごたえのあるいい記事に仕上げてくださることだろう。

 取材が終わった後は、Uさんと辛いタイ料理を食べて発汗しながら、次作の構想・展開について大風呂敷を広げておおいに語る。店内はほとんど若者ばかり、しかもそのほとんどは20代の女の子のグループで、むやみに発汗している30代男2人連れの僕たちはあきらかに浮いていた。

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コメント

取材をする方というのは事前準備と言いますか何と言いますか仕事とはいえ本当に脱帽しますね。
僕も数ヶ月前に自分のHPの件でNHKの番組取材を受けました。その担当者の方も女性でした。わざわざ自宅まで来てくださり、僕のHPを熟読しており、僕自身がテキトーに書いた事も熱心に聞いてくるので唸らされた事がありました。
諸事情があって僕ではなく友人に番組の件は譲りましたけどね。

週刊現代のAさんは僕の書いているコメントも当然読んでくださっているということですね。下手な事が書けないなこりゃ。(笑)

投稿: ゾーン | 2006年11月15日 (水) 01時27分

そのAさんはすごいですね!
記事にも期待が持てます。

それにしても、センセイはデビュー以来、次々と新作発表予定があったり構想を練ったりと、順風満帆といってよいのではないでしょうか。さすがですね♪

投稿: ダレカ | 2006年11月15日 (水) 01時43分

> ゾーンさん
NHKが取材に来るなんて、どんなHPなのでしょうか。興味がそそられます。取材についても、熱心な人は本当に熱心ですよね。僕も取材する側だったらけっこう凝ってしまう方だろうと思いますが、今日のAさんにはとうていかなうまいと思いました。
ゾーンさんの書き込みも、当然読んでおられるでしょうね(笑)。文字って残ってしまうから怖いですよね。めんどくさいからやってませんが、「黒いシミ通信」時代のエントリでできれば残しておきたくないやつとかけっこうありますよ。

> ダレカさん
「順風満帆」というより、「自転車操業」に近いですよ、いやほんとに。白鳥の水かきというか(笑)。何度も言いますが、とにかく今はサバイバルに必死です。ただ、3作目である「シュガー」を出したことによって、ようやく軌道に乗ってきたのかな、という感触は持っております。それに、担当者が次作について夢をめぐらせてくれるというのは、きっと恵まれたことなんでしょうね。

投稿: 平山瑞穂 | 2006年11月15日 (水) 02時10分

記者の鏡だなぁ。インタビューの仕事は数えるほどしかやったことがありませんが、さあて、ここまできちんと準備できていたかどうか……。本当に、頭が下がる思いです。そうそう。昨日たまたま知人のミュージシャンを交えた飲み会がありまして。かつて新作のアルバムをプロモーションした際、事前にCDなどの資料を取材記者に渡していたにも関わらず、「いやぁCDを聞く時間がなくて。で、どういった曲なんですか?」とか言ってきたパターンもあったそうです。ま、記者さんも色々、ということでしょうか。

投稿: もり | 2006年11月16日 (木) 20時01分

その記者さんはひどいなぁ。CDだったら、最低数十秒ずつだけでも聞いて、ジャンルとか雰囲気だけでもざっと掴む、くらいのことはやってほしいですよね。あとはハッタリでもいいから。それがせめてもの礼儀かと。いったい何の取材なんだ、という。
しかし、(それほど多くはないものの)僕の経験から言っても、これまでに受けたあらゆる取材の中で、「準備の周到さ」という点では今回のAさんが圧倒的にすごかったです。変な話、今、「平山瑞穂カルトクイズ」をやったら、彼女はダントツの得点率でしょう(笑)。

投稿: 平山瑞穂 | 2006年11月16日 (木) 20時45分

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