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2006年12月18日 (月)

韓国風タコ(ス)

『シュガーな俺』について、『アサヒ芸能』の取材を受ける。ここのところ、本当に毎週だ。というか、なぜか毎週月曜日に取材を受けるというのが定例化している。

 取材がこうしょっちゅうだと、話すこともマンネリ化してくる。そうすると、いくら聞き手が毎回違うとは言え、記事の内容も結果としてマンネリ化してくるのではないかと心配になってきて、なにか目新しいことを言わなきゃ、と気持ちも焦ってくるのだが、そうそうおもしろいことが言えるわけでもない。ライターさんが僕のそういう思いをうまくキャッチしてくれることを祈るばかりだ。掲載は年明けになるので、近くなったらまたアナウンスさせてもらうことにしよう。

 それにしても、『アサヒ芸能』はエロい。見本誌として頂いたものを今見ているのだが、これはエロい。表2(表紙の裏)にある恋愛・結婚応援サイト「ラブエッグ」の広告に使われている小野真弓の写真までエロく見えてくる。別に、それ自体はエロい写真ではないのに。

 しかし、連綿と続いた「シュガー」がらみの取材も、年内はたぶんこれでひと段落ついた感じだ。書評も含めてメディア受けはいたってよく、本当にあちこちで途切れ目なく紹介されている本だが、それが売れ行きに必ずしも直結していないのが少々さびしい。

 取材が終わってからは、世界文化社担当Uさんと恒例のごとく「1杯」飲んで帰る。市ケ谷の某バーに入ったら、突き出しにタコキムチが出てくる。しばらくそれを眺めていたUさんが、やがてためらいがちにひとこと。

「平山さん……これ、キムチですよね」

 ああ、そう言えばこの人は、「キムチ」という名前が嫌いという理由でキムチが食べられない人だった。

「ああ……そうですね、キムチと解釈する人もいますよね」
「キムチですよね」
「でもほら、単に辛い味つけをしたタコだと考えたらどうです?」
「いっそタコスとかならいいんですけどね」
「そうですよ、タコだけに、韓国風タコスってことで!(強引)」
「でも……キムチっぽいなぁ」
「まあ、事実それを“タコキムチ”と称して出す店もありますけどね」
「やっぱりキムチですね、これは。やめときましょう」
「……ごめんなさい、やっぱ、どうしてもその心理が僕には理解できないんですけど」

 というわけで、結局Uさんの前に置かれた突き出しは、手つかずのままだった。かわいそうなタコキムチ。しかしいいのだ。あれは死んだタコのごく一部に過ぎないのだから。無駄死にではない。一部は僕が食べたのだから。

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コメント

ぷくくく。Uさん、面白いですね。

取材についてですが、掲載誌が異なるとまったく違う印象を受けると思いますよ。先日、たまたま書店で目立つところにあったので『プチナース』をめくってみたのですが、あの数行の書籍紹介だけでも、やはり「看護師さんの卵さん向け(の雑誌ですよね?)」という真面目な印象を受けました。例の携帯端末の持ち込みのあたりとか、「アドレス教えてください」「そうですかー」のやりとりのところとか、面白いのでぜひ読んでみてほしいです。あと、「洋食が選べるなら、張り紙だけでなくて口頭か“入院のしおり”配布などで説明して欲しい!」とか思ってました。
来年の掲載、楽しみにお待ちしております。

投稿: ダレカ | 2006年12月19日 (火) 02時31分

いまさらですが『週刊現代』『週間女性』買いましたよー!平山さんのページだけ切り抜いて、アメリカに住む友達にあげてきてしまいました。『Dancyu』は、ケチって立ち読みしてしまいました。『アサヒ芸能』は買わないでしょう・・・。
ところで、ブログの写真とまた違った印象ですよね。そういえば、私の彼も神経質で痩せ型、メガネ、B型、活字中毒で、なんとなく、平山さんの印象と似てるんですよ(笑)。

浮気の謎は、いつか聞きたい!と思ってましたらインタビューに答えが出てましたね(笑)

ああ、なんか取り留めない書き込みになってしまいましたが、また参上いたします!
平山さんとのブログ上でのやり取りが、私の幸せのひと時なので。

投稿: | 2006年12月19日 (火) 02時31分

×張り紙→○貼り紙

投稿: ダレカ | 2006年12月19日 (火) 08時10分

世界文化者のUさんという方は平山さんが取材を受けるときに必ず同行するのでしょうか?
「Uさん」と聞いて僕は真っ先に「キムチが嫌いな人」と頭に浮かんでしまいました。(笑)

それにしてもこれだけ取材があるのだからもっともっと売れてもいいはずなのに。僕としては映画化してもいいような内容だと思いますけど、やはりTVに出ないと難しいのでしょうか。
ノンシュガーな人は糖尿病という病気にはあまり関心を持たない、あるいは持ちたくないのでしょうかね。


投稿: ゾーン | 2006年12月19日 (火) 13時47分

×世界文化者→○世界文化社
ダレカさんと同じです。(笑)

投稿: ゾーン | 2006年12月19日 (火) 13時50分

> ダレカさん
そう、『プチナース』もそうですが、最近ようやく、医療専門誌系が反応しはじめてくれまして。『看護学雑誌』というのにも紹介されたんですが(1月号)、「患者さんのとまどいや医療情報の受けとめ方、彼らの目に映る医療者像を学ぶことができ云々」と、まさに医療者サイドの視点で取り上げてくれています。悪気はなくても気づいていないこととか、きっとあると思うんですよね。そのへん、読み取ってもらえると嬉しいですね。

> 香さん
いろいろチェックしてくださってありがとうございます! しかし、そんなこと言わずに『アサヒ芸能』も覗いてみてくださいよ、僕があんまり「エロい、エロい」と連発したあまり、読者さん(特に女性)を遠ざけてしまってるみたいじゃないですか(笑)。まあ、もともと女性はまず手に取らない雑誌でしょうけど。
僕は香さんは、僕のまわりによくいる、僕が仲良くなりがちなタイプの人たちときっと似た雰囲気を持つ人にちがいないと勝手に想像しております。仲良くなる人とかって、結局いつもすごく狭い範囲から選んじゃったりしてるんですよね、結果として。
浮気の件、なまじ自伝風なだけに皆さんいろいろ想像されているようですが、女性誌だということを意識して、あのように言い切ってしまいました。いや、事実ではあるんですけどね!

> ゾーンさん
そうですね、取材の依頼って版元経由で来ることが一般的なので、それもあって、Uさんは可能な限り立ち合ってくれてます。「キムチ(の特に名前)が嫌いな人」としてすっかり有名になってしまってますね(笑)。
ほんとに、もうちょっと売れてくれてもよさそうなもんじゃないですか? 本を出すのもこれで3度目ですが、売れる本を作るのは本当にたいへんなんだなとつくづく思います。

投稿: 平山瑞穂 | 2006年12月19日 (火) 21時55分

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