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2006年12月26日 (火)

長すぎるプロット

 小学館IKKIでの連載企画について、大きなストーリー部分のプロットを年内にまとめて、担当Tさんにお送りする約束になっていた。今月はほとんど毎日、職場での仕事の後になにか予定が入っていたが、そんな中でも睡眠時間を削って少しずつ書き足し、さっきようやく形にして送信しおおせたところだ。

 前にもどこかで書いた気がするが、「プロット」と言っても僕の場合、「あらすじ」よりはずっと細かいものを書いてしまいがちなので、時間もかかれば体力・精神力も消耗してしまう。そのかわり、それを小説の形にブレイクダウンしていく段階になれば比較的楽なのだが。

 目下の心配の種は、やはり小学館(ただし、IKKIではなくて文芸)向けに書き下ろしている長篇が、そんなこんなで当初の見通しよりだいぶ遅れていることだ。と言っても、うまく書けなくて悩んでいるということではなく、ほぼ単純に時間の問題なので、時間をちゃんと確保してスパートをかけさえすれば、目標に追いつけるだろう。

 例年そうだが、僕には年末も年始もない。いやむしろ、まとめて時間が取れる年末・年始こそ、かきいれどきだと言うべきだろうか。さすがに大晦日の夜と元旦くらいはのんびりしているが、だいたい、元旦の深夜あたりからは執筆に向かう。別に、仕事の依頼がひきもきらぬ人気作家というわけでもないのに。たぶん、性分の問題だろう。だからこれは、作家デビューする前からそうだった。今から思うと、本になる保証がまったくない小説を書くことに、どうしてそこまで情熱を注ぐことができたのか、不思議なほどなのだが。

 ジェームス・ブラウンが死んだ。『ブルース・ブラザース』でも観なおしてみようか。

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コメント

亡くなってしまいましたね、ジェームス・ブラウン。最近冬眠モードの私は数時間前に知ったんですが、その時最初に思い浮かんだのがやはりあの牧師(司祭?どうも記憶が…)姿だったため、思わず初コメントさせていただきました。

情熱
私が思いますに、本になるかどうかわからないお話の執筆に注ぐ情熱があればこそプロとしてやっていける、のかなあと。わ、なんかエラソ-になってしまったでしょうか。違うんです、あくまで一般論として情熱も才能のうちってことねーとあらためて感じたものですから…。

投稿: dahlia | 2006年12月27日 (水) 03時37分

他ならぬJBのことなんで、マントの一つでも被せたら、何食わぬ顔で起き上がってまた歌い出すような気もするんですが、今回ばかりはそれも無理かなぁ。うちのパソコンでJBをヘビロテ中です。

投稿: もり | 2006年12月27日 (水) 03時53分

> dahliaさん
あの牧師だか司祭だかのシーン、めちゃくちゃカッコよくて大好きなんですよ。で、あそこだけでも観なおそうと思ったら、いつのまにか「ブルースブラザース」のビデオがなくなっており(たぶん、だれかに貸してそのままになっているのでしょう)。
「情熱」については……「エラソー」なんてとんでもないです、たぶん、おっしゃるとおりなのだと思います。あとは、「自分、作家になることが決まってるから」という、デンパすれすれの強度な思い込みでしょうか(笑)。

> もりさん
ほんとですね。今回も「死んだフリ」であってほしかったですけど、やはり彼も神様ではなく生身の人間であったわけですね。哀悼の意を表して黙祷を捧げましょう。

投稿: 平山瑞穂 | 2006年12月28日 (木) 09時46分

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