イタリアンづくし
昨日の昼食は「シェーキーズ」でピザ・パスタなどのバイキングだったが、家に帰ってきてひと息ついていると妻から電話があって、これから帰るけど遅くなってしまったからなにか買っていくという。任せておいたら、ピザとパスタを買ってきた。2食連続イタリアン。
そして今日の夜はもともと友人と食事の約束があり、当初はカジュアルフレンチでも、と思っていたが、あてにしていた店が定休日だったり、いつのまにか消滅していたりして、めぐりめぐって結局イタリアンになってしまった。毎日イタリアン。
しかし僕は、実を言うと、主食が毎日・毎食パスタでも1週間くらいは飽きないだろうと思われるほどイタリアン好きなので、苦ではないのだ。
ところで、ふと思い出したのだが、パスタというものは、本当はどうやって食べるのがマナーにかなっているのだろうか。スプーンを使うのは邪道だと聞いたことがあって、イタリア旅行に行く前には、フォークだけできれいに食べる練習をしたものだ。もうひとつは、「途中で噛みちぎってはいけない」というやつ。ひと口で食べられる分だけフォークに巻きつけ、口から溢れた分は噛み切らないまますみやかに吸い上げて口に収める。どこかで聞きかじったそれを真に受けた僕は、基本的に今でもそういう食べ方をしている。
ところがあるとき、映画『みんな元気』を観たら、マルチェロ・マストロヤンニは、(集まりの悪い家族の会食の席で)パスタが出てくると、焼きそば風に豪快に音を立ててそれを啜り、平気でブチブチ噛みちぎって食べている。あれは、「田舎のお爺さんが不作法にパスタを食べている」という設定の演技だったのか。それとも、本場のイタリア人は通常そうやってパスタを食べるということなのか。僕はいまだに、その判断ができずにいる。
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