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2007年1月29日 (月)

病気自慢?

 まるまる一本の小説になりそうな、不吉で壮大な夢を見た。しかし、実際に小説にするかもしれないので、ここには書かない。

 月刊誌『クロワッサン』から依頼されていた、「なんだかんだの、病気自慢」というリレーエッセイの原稿を送信した。締切より2週間ばかり早いが、後にいろいろつかえているので、前倒しにできるものは極力早めに片づけてしまおうという気構えだ。ちなみに、掲載号は3月10日発売予定。

 2月・3月は、予想していた以上に忙しくなりそうなので、乗りきれるかどうか今から気が気ではない。

 それにしても、「病気自慢」とは言い得て妙だ。たいていの病気は、なぜか自慢の種になってしまう。特に持病のたぐいはそうだ。『シュガーな俺』自体、大がかりな「病気自慢」のひとつと言えなくもない。もちろん、かからなければかからないに越したことはないわけで、かかったことを喜んでいるわけでは少しもないのだが。

 なぜだろうか? 「闘病」という行為(あるいは状態)に、なにかしらヒロイックなフェーズが包含されているからなのだろうか。つまり、なんらかの病気に罹患し、それと闘う患者は、文字通り「闘士」なのだ。闘いの記録は、必ずだれかに伝えたくなるものだし、それは必然的に「武勇伝」にならざるをえない。そしてだれかがそれに耳を傾けてくれれば、発病の憂いも少しは紛れるというものなのだ。

 小説にして発表する、という形で、不特定多数の大勢の人々に対してそれをすることができた僕は、たぶん恵まれているのだろう。

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コメント

あははー、そうですよね。
私もこの前、高校時代の仲間と集まった時「胃にポリープが出来た」だの「椎間板ヘルニアで、腰痛がひどい」という話題で、「私も!」なんて、盛り上がっちゃいましたよ。
そーゆー年になったということか(汗)。

やはり人間、誰もが自虐性を備えているのではないでしょうか。
だって、不幸自慢、貧乏自慢、みたいなこともテレビ番組、はたまた仲間同士で盛り上がることってありません?

投稿: | 2007年1月31日 (水) 00時01分

そうか、そうですね、「自虐性」と言った方が近いかも。貧乏自慢と言えば僕も、いっときフリーター状態だった頃、月収が平均6万円しかない(親元だったから餓死は免れた)のにそれ以上働かない、という、いろんな意味で最低の暮らしぶりで、でもそれがいかにミジメだったかって話をしばらく持ちネタにしてましたしね。

ちなみに僕は、糖尿になった数ヶ月後に、椎間板ヘルニアも宣告されています。ふんだりけったりです。と言いつつまた病気自慢が……(笑)。

投稿: 平山瑞穂 | 2007年1月31日 (水) 01時20分

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