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2007年2月 1日 (木)

選ばれた人たち

 キクジが言う。「いぇっぺり俺うぇ、えれべれてセツジンシェでってんで」。そう、彼は選ばれている。圧倒的に選ばれている。

 激しい交合のさなか、畳の上にボイスレコーダーが「ボトリ」。普通、女は引く。あのシチュエーションで引かない女は、ほぼ100%いないと思う。

 引いた後の反応は、
(1)「ありえねー」と思い、その場で引導を引き渡す、
(2)そんなバカなことはやめるように諄々と説く、
(3)ブチ切れて、ボイスレコーダーを完膚なきまでに破壊した後、気が晴れて和解する、
(4)その場では笑い飛ばしてごまかしておくが、その後、彼に対する深い疑念を拭いきれなくなる、
(5)なかばあきれながら、「チッ、しょうがねーなー」と事実上、その後も録音を許す、
(6)そのうちいっそおもしろくなってきて、自分からも積極的にコレクションを始める、
……など人によってまちまちだろうが、「最初にドン引きする」というステップを踏まない女はまずいないだろう。

 しかも、発覚した瞬間の、キクジの弁解がスゴい。「けれうぇ、ふてりでけね、エイねキレケで」。愛の記録って。まあ、英訳すればそうか。昔風に書けば、「レコオド、オブ、ラヴ」だ。たしかに、愛の記録だ。エイねキレケで。やはり選ばれた殺人者は言うことが違う。

 そこで一瞬の迷いもなく、「わたしは……死んでもいいくらい幸せです」と自ら録音してしまうフユカこそ、えれべれてヒゲイシェでってんで、と僕は思う。俺うぇえめう。

 しかし、役者さんたちの演技はどれも立派だった。そして、ハセキョーの女検事が無駄にエロかった。

 さて。『シュガーな俺』韓国語版翻訳出版について、契約内容がほぼ固まったようだ。今日、世界文化社から通知と同意書が届いていた。向こうは今、ものすごい健康ブームだそうだから、ツボにはまってくれればいいのだが。

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コメント

いいな!観たんですね!いいないいな。
私もぜひ観てきたい、キワモノ映画ツアーで!と思ってたんです。一人では嫌。笑いあえる友とみてこその、映画なのですから。

投稿: やまだ | 2007年2月 2日 (金) 20時33分

観てしまったんですよ……。
ぜひ、センスを共有している気の置けないご友人と一緒に観に行かれることをお勧めいたします。あれを1人で観たら、見終わった後ヘコみますよ、いろんな意味で(笑)。
それにしても、去年の後半から、映画と言えば、「おじさん天国」なども含め、ベクトルこそ違えどキワモノばっかり観ているような気が……。

投稿: 平山瑞穂 | 2007年2月 3日 (土) 19時55分

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