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2007年2月28日 (水)

Tiredな俺

『冥王星パーティ』表紙の初校が届いている。これはいい。ちょっとメタリックな光沢を持つ紙に印刷されているため、もともと不思議な写真がいっそう不思議な奥行きを伴っているように感じられる。しかし帯のコピーを見ると、「平山瑞穂」の名とあいまって、あいかわらず女性作家と勘違いされそうな感じだ。もっとも、今回はプロフィールに(初めて)顔写真を入れることになっているので、積年の誤解も少しは晴れることになるかもしれないが。

 さて、昨日届いていたNHK大阪「もっともっと関西」にVTR出演した際の録画DVDをようやく観てみる。恐れていたほど精彩を欠いた様子ではなかったが、やはり、疲れは否めない感じだ(ちょうど、4日連続で原稿執筆漬けになっていた最終日の撮影だった)。それがまた、番組の構成上、「若くて痩せていても糖尿病にはかかるので怖い」という流れに組み入れられ、不吉な感じのBGMと一緒に流れるものだから、「この人、今もそうとう調子悪いんとちゃう?」と言いたくなるであろうようなゲッソリした雰囲気を醸し出している。いや、単に疲れてただけなんですけど。

 そして恒例の「一応苦言を呈しておこうかな」コーナー。「著者の平山瑞穂さんは、38歳。東京の調査会社に勤めています」というナレーションが流れるが、「調査会社勤務」は作中の片瀬喬一のことであって、僕自身の話ではない。実際の勤務先についても当日言ったような気がするのだが。でもまあ、そんなことは些細な問題だ。

 実は先日も、「Tarzan」で取材を受けたときの原稿を見ていたら、「食事療法をきちんとやっているのになぜか病状が悪化、自暴自棄になり……」的な記述に目を留め、「それは話をドラマティックにするために挿入した主人公・片瀬のエピソードであって、僕自身がそれに相当する段階で実際に自暴自棄になったという事実はありません」とツッコんでしまった。

 もともと虚実入り乱れる自伝的小説なので、書いてあることはすなわち事実であると思われてもやむをえないというか、勝手にそう思われるであろうことは覚悟の上で本にしているのだが、それが「平山瑞穂をめぐる事実」として公的に語られると、「いや、その部分はフィクションなんですよ」とつい訂正したくなってしまう。作家としてまだまだ未熟だな、と思う。

 なお、撮影当日、ずいぶん時間をかけて収録した、「居酒屋で料理を食べているシーン」は、全面的にカットされていた。「居酒屋でも適正な量を自分で見定めて食事を楽しむことはできる」ということを示す目的で撮影した一連の映像が、全部。関西テレビに出演したときとのネタカブリを懸念されたのだろうか。あれ、けっこうたいへんだったんだけどなぁ。

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コメント

こんばんは☆
実況中継ありがとうございます!お疲れなのに、詳しくしてもらって、感謝です。大変だった居酒屋さんの撮影分が、カットだったとは・・・その所が中心かと思っていました。また、TV出演があるといいですね!

投稿: epika | 2007年2月28日 (水) 23時39分

あ、そういえば期せずして「実況中継」になってましたね(笑)。これでいささかなりとも雰囲気をわかっていただけたなら幸いです。食事風景カットは、かかった労力を思うとショックでしたが、正直、食べているところとかあんまり人に見られたくないですし、かえってよかったですよ。あ、そういえば、街の雑踏の中を歩いてきて「こんにちはー」と言ったり、逆に雑踏の中に消えて行ったりという、最後に(ヤラセで・笑)撮ったシーンも使われてない……。まあ、どこをどう使うことになるかわからないから、マックスで撮れるだけ撮っておくってことなんでしょうね。
TV出演、エネルギーは使いますが、またあると嬉しいです。

投稿: 平山瑞穂 | 2007年3月 1日 (木) 01時05分

DVD届いたようで良かったです。
もし本当に届かなくて平山さんのご希望があれば出版社の方に送って差し上げてもいいかなと思ったりもしましたが、いつもHDDに録画していてDVDにダビングした事がないので上手く出来るかは?だったので届いて良かったです。
確かに今回は番組の趣旨というか構成上完全にカットして取り組まれていたので、平山さんが見たら・・・だろうなとは思いましたが
どうしても製作者側の都合で作られてしまうので難しいですね(元気出して下さいネ)

連載の方、お疲れ様でした。
毎回ちゃんと読んでましたよ!コメントは自粛していました。多分私の気にしすぎなのだと思うのですが、他の方が書き込みしずらいかな?と思ったので。
ただ、ブログの方を読んでいたら他にもたくさん書いておられるので、連載が負担になっているのでは?と心配はしていたので今回ゆっくりお休みされて下さいね。

投稿: まり | 2007年3月 1日 (木) 01時55分

ああ、録画について、なんだかお気遣いいただいていたようで恐縮です。いや、今回は本当に、観るのがちょっと怖くて逆に憂鬱だったのですよ、よっぽど暗い感じで映っているのではないかと(笑)。
構成上、いろいろカットされるのは、実は雑誌等紙媒体の取材でも同じことですので、慣れてますよ。ただ、映像の場合は素材そのものが使用されるので、目立つのですよね。
連載については……コメントが少なくなったことを気にしていたわけではないのです。たぶん、まりさんをはじめ固定読者のような方々がいらして、その人たちはコメントを残す残さないにかかわらず読んでくださっているんだろうなと思ってはいましたので。また、まりさんがコメントをくださったとしても他の人が書き込みしづらいと思うことはなかったのではないかとも思いますが、どっちみち、僕自身がちょっとパンク寸前でしたので……。すみませんでした。お言葉に甘えて少し休ませていただきます。

投稿: 平山瑞穂 | 2007年3月 1日 (木) 20時38分

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