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2007年6月12日 (火)

ブレンド肉球

 猫の肉球に、ピンク色と黒の違いがあることはなんとなく知っていたが、1匹の猫が両方兼ね備えている場合もあることは初めて知った。

 クーニャンはご覧のとおり黒を基調とした毛にいろんな色がちょっとずつ混ざっているばばっちい模様だが、裏側を向けた右手に注目すると、向かって左端の指の肉球だけが黒く、あとはピンクだ。そしてその色の違いはどうやら、それぞれの指の外側を覆う体毛が黒か淡い茶色かの違いに対応しているらしく見える。

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 掌に当たる部分の肉球は黒いが、そのまわりの毛も黒いので、矛盾はない。そうすると、黒猫の肉球というのは必ず黒いのだろうか。そしてクーニャンは、その中途半端なDNAの中の「黒猫要素」が強く出た結果、肉球の一部も黒くなっているが、純粋な黒猫ではないために、ピンクの肉球も同時に持っている、ということなのだろうか。

 それにしても、どうして仔猫というのはこうしていつも目を見開いているのか。しかも、こんなに大きく見開いているくせに、ろくに見えていないように見える。左右の目の焦点が、あきらかに合っていない。瞳孔も開きすぎに見えるので、あるいは露光過剰で本当にほとんど見えていないのかもしれない。

 そんなクーニャンについ集中力を散らされながら、『株式会社ハピネス計画』のゲラの再校を小学館に戻し、講談社「メフィスト」から依頼されていたエッセイの原稿を送信した。

 それにつけても謎なのが、パソコンのブラウザソフトにたくさん登録しておいたブックマークが、今朝起きたら半分ぐらいごっそり消えていたことだ。ブックマークのリストからパパパパ……とタイトルが消えていく夢を昨夜見たのだが、いや、夢だと思っていたのだが、どうも現実だったらしい。

 昨日、角川書店との打ち合わせを済ませて帰宅してから、比較的明晰な文体でブログもアップしているので、そんなに酔っぱらってはいなかったはずだと思っていたが、後から効いてきたらしい。いったい何を思って、ブックマークをわざわざ削除しようなどと思ったのか。さっぱりわからない。

 一方、実業之日本社のTさんからは、先日入稿した「ジェイ・ノベル」向け短編のゲラを郵送しましたとの旨のメールが来ている。その中でTさんいわく、『冥王星パーティ』を読んだ伊坂幸太郎さんが、「不思議な恋愛もので面白かった」と褒めてくださっていたとのこと。とても嬉しく、光栄であると同時に、なんだかひどく不思議な気持ちになる。伊坂さんと僕は今や「同業者」にはちがいないわけだが、彼の方は雲の上の存在という感じがしているので、そういう人が自分の小説を褒めてくれているというのが、どうも現実のことのように思えないのだ。

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コメント

おはようございまーす。(^-^)
くうにゃんの肉球かわいい。。。
それに、肉球の色がまわりの毛の色と
調和をとっているなんて、はじめて知りました!
犬は、全部、足の裏が黒だったような・・・と今、思い出しているんですが
過去に犬の肉球をじっくりみたことがなかったような気がします。(汗

伊坂幸太郎さんから「冥王星」が褒められたというのをきいて
なんだかすごい!って思いました!!
というか、「現実のように思えない」っていう平山さんの気持ち・・・
私が、平山さんに直接こうやって思っていることを伝えて
それに平山さんが答えてくれること・・・まさに現実じゃないみたいに
うれしいことだなぁと思ってます。(^-^)

投稿: 果歩 | 2007年6月13日 (水) 06時39分

こんにちは クーニャンのご先祖様は爬虫類・・そんな気がします。

投稿: りりこ | 2007年6月13日 (水) 23時46分

私、猫の肉球って大好きです!
猫を飼っていた頃は肉球をぷにぷにいじくりまわしたり、ほっぺたに当てて遊んでいたりしました。人間の皮膚とも違うあの感覚を肌で感じるのが面白かったのです。
ああ、さわりたい!
私のかつての飼い猫の一匹は、雑種も雑種で、やはり黒とピンクの肉球を兼ね備えておりました。面白いですよね。

ところで、月曜日のブログはまるっきり酔っ払っているとは思えませんでしたね!
それこそ、黒いシミ通信の初期に酩酊状態でアップされた日記は、かなり”酩酊状態”で書かれたことがわかりおかしかったのですが、この2年で、日記を書くときは覚醒するという技を習得されたのでしょうか?!

ブックマークが消えていく夢が現実だったというのは、すごく笑えました。しかし、怖いですね~!

投稿: | 2007年6月14日 (木) 11時37分

『anan』購入しました。かなり濃いお色のシャツをお召しですが、お勤め先では大丈夫なのですか?
あと、オススメの本、参考にさせて頂きます。

ところで、80ページのパンダがとっても可愛いですね!抱っこしてみたいものです。

投稿: ダレカ | 2007年6月14日 (木) 16時32分

> 果歩さん
犬の肉球は、僕もほとんど見たことがないのでわかりませんが、なんとなくもれなく黒いという印象が……。飼っていても、あまり肉球をまじまじと見る機会ってないかもしれませんね、犬の場合。

ところで、僕のコメントなんて、そんな、「現実じゃないみたい」なんていうほどたいした価値はないですから(笑)。

> りりこさん
たしかに……(笑)。でもですね。「爬虫類」風じゃなく撮れている画像もあるんですよ! それを後ほどアップいたします。

> 香さん
猫の肉球をほっぺたでぷにぷに。いやーそりゃ、猫飼いにとってはデフォルトでしょう! あの、ひんやりした感じがいいんですよね。で、ストレス化に置かれたりするとひそかに肉球が汗かいてたりしておかしいんですよ。

ところで、黒通信の「酩酊報告」。いやー、あれは恥ずかしいシロモノですねー。というか、あんな状態でむりやりブログを更新するなと(笑)。まあおかげで、極度に酔っぱらうと人間、言語能力がどうなっちゃうかの貴重な記録にもなってるんですけど。ちなみに今はですね、特別な技を習得したわけではなくて、一定以上酔っぱらうと無理して書かなくなったというだけの話です(毎週金曜日にほぼ必ず更新がないのは要するにそういうわけです)。

> ダレカさん
うちの会社はわりとユルいので、あの色のシャツでもOKなことはOKなんですが、さすがにあそこまで鮮やかな色のシャツを着てくる人はあまりいないので、あの日は日中ちょっと気恥ずかしかったですね。
あと、オススメ本なんですが、実はちょっとした手違いがありまして、『魔法の文字』ではなくて1作目の『魔法の声』の方を勧めたつもりだったのですよ。いや、あれはほんとにおもしろいですよ!

投稿: 平山瑞穂 | 2007年6月14日 (木) 22時15分

>果歩さん
>センセイ
わんこの肉球ですが、先日のしなもん君はピンク色でしたよ~。あと、ホームセンターで買い物をするついでペットコーナーを見るのが楽しみなのですが、わんこもにゃんこも寝ていることが多く、パグの仔犬などのピンクの肉球は触りたくなります♪

ちなみに、ジャンガリアンハムスターはハムスターの中で唯一足の裏にも毛が生えている(シベリア育ちだから?)のが特徴で、それもとっても可愛いです^^

投稿: ダレカ | 2007年6月16日 (土) 01時35分

そうですか、犬といってもいろいろなんですね。そして正確には、どういう条件で肉球の色が決まるのでしょうね。
ジャンリアンハムスターのそれって、肉球部分にも生えてるってことなんですか? 不思議ですねー。人間だって掌に体毛は生えないのに。

投稿: 平山瑞穂 | 2007年6月16日 (土) 19時36分

改めて我が家の猫の肉球、観察。
掌(にあたる)部分はみな黒。周りのぷにぷには、ほとんど肌色で0.1%くらい黒交じり。
という結果でした。
ちなみに体毛は白黒半々ですかねぇ。いわゆる鯖猫という奴です。肉球の色とは関係なさそうです。
ちなみに文春文庫刊の、肉球尽くしの本があったように記憶しています。(書名も曖昧でごめんなさい)
そこでは肉球の色分けで、猫の性格占いができるのです。真っ黒のは、「ピクルス型」とか。面白いでしょう?
気になるので明日、本屋さんで確認してこようかなあ。平山さんちのクーニャンは、どんな性格か明かされるかも?!

投稿: 榊 | 2007年6月18日 (月) 22時34分

鯖猫? ああ、そういう言い方もあるんですね。うちのクーニャンみたいなのは「サビ猫」というのだ、と知人に教えられ、「錆猫」の意かなと思ってたんですが。「ピクルス型」ってのは何をもって「ピクルス」と称してるんでしょうかね。書名等はっきりしたら教えていただきたく!

投稿: 平山瑞穂 | 2007年6月19日 (火) 01時28分

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