« 取材のお礼 | トップページ | ジャンル分け不能 »

2007年7月12日 (木)

イヤな目覚め

Qn_cs

 クーニャンのドアップ。猫が怖いという人は、たぶんこういう顔が邪悪に見えて怖いと感じるのであろう。

 夜の間は一応おとなしくしていて、朝になると起こしてくれるのはいいのだが、少しばかり時間が早すぎる。一昨日は午前6時20分、今朝は5時40分だった。あと1時間かそこら遅く起こしてくれるとちょうどいいのだが。

 しかも、起こし方がとてもイヤなのだ。ちょっと前までは、手足のどこか露出しているところにじゃれついたり噛みついたり、ということが多く、それも十分にイヤだったのだが、ここ1週間ほどは、どうしたわけか、僕のお尻を掘るのである。

「お尻を掘る」というのはどういう状態かと言うと、タオルケットの下に潜り込んで、僕のお尻とパンツの隙間にぐいぐい手を突っ込んできたり、股ぐらのあたりを爪で引っかいたりするのだ。僕はなにやら、貞操の危機めいた不穏なものを感じて、きわめて不快な気分で目を覚ますことになる。ベッドに入ったのがそのわずか3時間前だったりするのに。

 いったい僕の股間の何が、クーニャンをそれほどまでに惹きつけるのか、さっぱりわからない(ちなみに、妻は同じことを1度もされたことがないそうである)。

 しかし、ちょっと前に妻が指摘していたように、最近は前ほどウンコくさくなくなってきたし、ウンコをする際には腰を浮かせぎみにしてするようになってきた。毛繕いも、ちょっとやるとすぐに飽きてしまうようなのだが、少しずつ、マメにやるようになってきている。そうしたことというのは、成長するとともに自然に身につけていくことなのだろうか。

 考えてみれば、人間だって同じだ。子どもの頃は、一応毎晩風呂には入っていても、体の隅々まであまりちゃんと洗っていなかった気がする。しかし今は、洗う工程が一から十まですべて決まっていて、そのうちのひとつでも省くと、なんだか落ち着かない気持ちになる。クーニャンからも、そうしていつかウンコ臭さが完全に消える日が訪れるのだろうか(まだやや懐疑的)。

 今日は、「メフィスト」向けのエッセイのゲラを戻した。ほかにもやりたいことはいろいろあるが、ああ、もう11時ではないか。

|

« 取材のお礼 | トップページ | ジャンル分け不能 »

コメント

見ているようで見ていない瞳、宇宙からの使者に見えます。 

投稿: りりこ | 2007年7月13日 (金) 00時01分

たしかに。なにか地球外の生命体のように見えます。
故・無為が存命中、よく妻と言い交わしていた冗談をふと思い出しました。「無為は実は宇宙人で、地球侵略に先立つ偵察という重要なミッションを帯びているのに、愛玩動物のふりをして人間世界に溶け込んでいるうちに使命を忘れ、母船に報告もせずに惰眠を貪っているのではないか」と。

投稿: 平山瑞穂 | 2007年7月13日 (金) 01時25分

おはようございまーす。
くーにゃんが、平山さんを起こすやり方に
爆笑です。(笑
うちの犬は、唇にキスしてきます。
なめるとかじゃなくって、「チュッ」って
かんじにしてくるので、うとうとと
寝ていると、かなりびっくりします。(汗
それにしても、くーにゃんも日々成長しているんですね。
なんだか、人の家のネコなのに、自分のうちのネコみたいに
かんじちゃいますよー。(笑
今日は、すごく寒い日で、ストーブをつけているんです。7月なのに・・・。
では、お仕事がんばってくださいね!

投稿: 果歩 | 2007年7月13日 (金) 06時22分

ストーブ! 北海道ってそんなに寒いんですか。こっちはもうムシムシしてて頭がおかしくなりそうですよ。
「尻掘り」をやられると、寝室から締め出してしまって、「これをやったらダメ」ということを覚えさせようとしているんですが、因果関係を理解している気配は今のところありません……。

投稿: 平山瑞穂 | 2007年7月14日 (土) 22時48分

されたら、泣きまねしたらどうでしょう?
無為ちゃんは使命をまっとうして宇宙に還ったのかもしれませんね。

投稿: りりこ | 2007年7月15日 (日) 19時59分

そうですね、気づかぬうちに使命を果たしていたのかもしれませんね。

投稿: 平山瑞穂 | 2007年7月15日 (日) 23時40分

はじめまして。初めてコメント書かせていただきます。
 のっけからなんですが、平山先生の著書「シュガーな俺」拝読いたしました。はっきりいって超感動でした!!
 というのも私、平山先生と同い年のうえ、血液型もB、なにしろ糖尿病患者(Ⅱ型)なのです。糖尿病になった経緯もほぼ一緒でして、1年ほど前から異常にのどが渇き、ビールから三ツ矢サイダーまで炭酸系をがぶ飲みしてました。そして今年の6月上旬にかかりつけの病院でなにげなく血液検査を受けたところ、HbA1cが13.7%、血糖値が376で(おまけにγGTPは900台)、その数字を見た医師に、「あんたこれ生きるか死ぬかだぞ!」と言われ、短パンの格好のまま即日入院となりました。
 病名も知らされず、ベッドに連れて行かれ、そこで初めて糖尿病であること、それも重症と宣告されました。動揺しまくっていた私はとりあえず妻に連絡して入院に必要な物を持ってきてもらい、その日の夜から入院生活が始まりました。
 入院後の日々の行いについては先生の本に書かれている通りでして、1日に血糖値を4回測り、インスリン注射を1回につき8単位うってました。病院食もご指摘の通りで、私の場合、1600カロリーと指定されてましたので、毎食前は野良犬のように腹をすかせてました。
 入院して3週間後に、ようやく外出許可が出て(なぜなら、インスリンが効きすぎて低血糖状態にあった為)、付近をウロウロしましたが、あまりの太陽のまぶしさと運動不足で10分位しか外にでれなかったです。
 結局、40日で退院できたのですが、今もなお加療中でして、妻には深々と頭を下げ、食品交換表を基に料理を任せ、私と言えば、運動療法で朝4時起きで2時間ウォーキングをしている毎日です。
 そんな時に本著に出会いまして、とても人事とは思えず(実際そうなんですが)、いちいちうなずきながら、ノートにメモをとっては感動しました。
 現在、ひとつ悩みを抱えておりまして、前述の通り、大のアルコール好きなものですから、今度の診察で、嗜好品のことに触れていいものかどうか考えあぐねています。主治医からは当然ながら、禁酒を言い渡されており、アルコール専門の病院も紹介されました。
 やはり正直に質問して、NGを食らって僧侶ような気持ちで日々過ごすのがいいのか、だまって週1位で飲んだ方がストレスが溜まらなくていいのか、どうなのでしょう・・・
 長々となりまして申し訳ありませんでしたが、要は感銘しました事をお伝えできればという思いで書き込みました。お忙しい中、大変失礼しました。

投稿: あべぞー | 2007年8月 7日 (火) 14時50分

> あべぞーさん
はじめまして。一昨日まで海外旅行中だったもので、お返事が遅くなり申し訳ございません。
うーむ、入院までの経緯がおそろしく似てますねぇ。数値もそんな感じでしたし(もっとも僕は、酒好きのわりにγGTPはわりと普通だったんですが)。2時間ウォーキングはなかなか苛酷ですね。長い療養生活になると思いますが、どうぞ頑張ってください!
飲酒については、僕も無責任なことは言えないのですが、あくまで個人的な見解として、ストレスとの見合いで多少は飲んじゃったっていいんじゃないかと思いますけどねぇ。あ、でもほんと、僕の言うことなんかあてにしないでくださいよ(笑)。

投稿: 平山瑞穂 | 2007年8月11日 (土) 18時12分

こんにちは。

私の方も旅行をしてまして、レスが遅れました。先生から返事をいただけるなんては嬉しい限りです!

私の現況ですが、コメントを書かせていただいた2日後に、退院後、初めての外来で病院に行ってきました。血液検査の結果は予想外にも優秀で、HBA1Cが13.7%から7.2%におよそ半減し、γGTPも121まで下がり、あと少しで二桁までこぎつけました。どうやらウォーキングが効いたようです。

そこで主治医にお酒はちょっとは飲めないですか?と聞いたところ、お酒は完全にNGですとの答えでした。

しかし私は、逆にちょっと自信がついたのです。といいますのは、先般のコメントではお話してなかったのでが、退院後、外来までの一ヶ月の間に3回だけお酒を飲んでいたのです(もちろん主治医には飲んでません!と堂々と言い放ちましたが、)。量は1回ビールにして500缶2本くらいに抑えて、外来の1週間前からは禁酒して診察に望みました。その結果が上述の数字なので結構満足しています。

これに味をしめてはいけないのですが、私も週1くらいならストレス解消にいいかなという気がしております。来月も同様の手口で、血液検査の結果を見守りたいと思います。

先生の方のお具合はいかがですか?差し支えなければお聞きできればと思います。

それでは先生もくれぐれもご自愛ください。


あべぞー
PS:本日高田馬場の芳林堂書店にて先生の最新作「株式会社ハピネス計画」と、入院中、同室で、仲の良くなった63歳の経営コンサルタントの方に進呈するために「シュガーな俺」も購入させていただきました。「ハピネス計画」は結構高く平積みになってました!
今夜から楽しみに読ませていただきます。

投稿: あべぞー | 2007年8月16日 (木) 15時31分

> あべぞーさん
退院後の経過が順調なようで何よりです。でもやはり、正面切って先生に訊けば「お酒はダメ」という回答になりますよね。とはいえ僕も(『シュガーな俺』にあるとおり)、実際にはこっそりお酒を飲んでましたし、それでも数値がよくなっていくならOKだろうという自己判断で通してましたしね。やっぱり、必要ですよ、適度なストレス解消は。

ちなみに僕の場合は、最終的には「1型」状態になってしまいましたので、食べる量・飲む量をどうするかというより、いかに効果的にインスリンを使って血糖値を低い状態にキープするかというのが課題です。きちんと決められた量を打っていても、仕事のストレスなどでインスリンの効きが悪くなり、A1cが急に上がったりしてしまうこともありますが、主治医の先生と随時相談しながら、量を調整したり、打つパターンを変えてみたりして、なんとかコントロールしている状態です。

「ハビネス計画」も(また贈呈用の「シュガー」も)買っていただいてありがとうございます! 馬場の芳林堂は、職場から近いので、実はちょくちょく出没してるんですよ。

投稿: 平山瑞穂 | 2007年8月19日 (日) 14時39分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/181870/15738826

この記事へのトラックバック一覧です: イヤな目覚め:

« 取材のお礼 | トップページ | ジャンル分け不能 »