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2007年7月30日 (月)

「ハピネス計画」発売

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 僕の5作目の書き下ろし長篇小説『株式会社ハピネス計画』が、今日、配本になった。都内一部書店では陳列を確認した。ただ、陳列状況については、ある時期からあえてあまりチェックしなくなった。粗略に扱われていたりすると、やはりそれなりにヘコむからである。人から耳に入ってくる、「こんなにいい扱いだったよ」という話だけを聞くようにしている。人はだいたい、いい話しか僕の耳には入れようとしないからだ。

 さて、これがどういう物語かというと……例によって、自分でそれをまとめるのはとてもニガテなので、比較的詳しく書かれている小学館HPのページのリンクを貼っておこう。

 小学館HP『株式会社ハピネス計画』

 それ以外に、作者として特に言っておきたいことがあるとすれば、今回はいくらか、『ラス・マンチャス通信』のテイストを意識的に採り入れたつもりである。 あそこまでグロテスクでへんちくりんだったり、魑魅魍魎が当然のような顔で跳梁跋扈したりはしないが、なんだかちょっとだけ軸のズレた世界とでも言うべきものが出てくる。

 しかし、「ラスマン」みたいな、「終わらない悪夢」的な後味の悪さはないと思う。そういう要素は、皆無と言っていいのではないかと思う。……と書いても、きっと想像できますまい。やっぱり書かなきゃよかった。これじゃ何がなんだかわからない。

 なんにせよ、読んでいただければ幸いである。ああ、なぜ自分の作品だとこうプロモーションが不器用になってしまうのだろう。

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コメント

ご無沙汰しております。本日、『株式会社ハピネス計画』入手いたしました。
都内の比較的大き目の書店。印象的な表紙なので平積みされていれば分かるはずと最初は平台を探索。でもありませんでした。(実は『IKKI』目当て昨日も寄ったのですが、気が付かなかったではと、ブログを拝見してから歯がゆい思いをしてました(おまけに『IKKI』も品切れ))
ではと、作家別の棚を男性作家、女性作家ともに探してもありませんでした。(でも「わすちか」「シュガーな俺」「冥王星パーティ」は棚にありました)
検索の機械で調べると「在庫(0)、発売(8月)、入荷予定(有)」と出たので、取り置きを頼もうか、帰りに別の書店に寄ってみようかと迷っていると、おそらくは、まだ棚に並べる前の新刊が積まれたワゴン?ストッカーを発見。もしやと思いその山を覘いていたら、店員さんに声をかけられてしまいました。
おずおずと「(検索の機械から印刷した用紙を見せながら)新刊が出てるはずなんですが……」と尋ねると、にこやかに(そう見えました)、件のワゴンから、『株式会社ハピネス計画』を取り出して渡してくれました。
10冊くらい入荷していたようです。明日、また陳列状態を見に行こうと思っております。
取り急ぎ、ご報告まで。
(あとは、『IKKI』も探さなくては。阿部潤さんは『the山田家』からのファンなので、まさに夢のコラボです)

投稿: おかぽん | 2007年7月31日 (火) 14時57分

おお、おかぽんさん、お久しぶりです。その後息災でしょうか。今回、たしかに、都内でも微妙に出始めが遅い印象がありますが、まさに陳列しようとしている現場に行き合わせるとはレアな……。「IKKI」がご入手できなかったのは残念でしたね。しかも、『the山田家』からのファンでいらっしゃるのに!(あれはアバンギャルドですごい作品ですよね。癖になります・笑)
ぜひ、再挑戦時にはすんなりご入手できますよう、パソコンの向こうからお祈りしております。

投稿: 平山瑞穂 | 2007年7月31日 (火) 23時36分

8月1日、神奈川県内のU隣堂で平積みされているのを確認。女性作家の棚ではなく、ミステリ・ホラーの棚の前。
(何故1日かというと、その前二日は書店に行けなかったので)
想像よりインパクトのある表紙で、ちょっと驚いた。そこはかとなくベストセラーの予感が……!

投稿: 黄海 | 2007年8月 2日 (木) 06時38分

> 黄海さん
お返事たいへん遅くなりました。ああ、やっと「女性作家」扱いから逃れられたのですね……。「ミステリ・ホラー」かどうか疑問はあるものの、しょせんジャンル分け不能な作風ですからねぇ。表紙、インパクトうりますよね? 売れてくれるといいなぁ。

投稿: 平山瑞穂 | 2007年8月11日 (土) 17時35分

 お久しぶりです。「シュガーな俺」で大感動した、糖尿病患者のあべぞーです。スローペースでしたが、「ハピネス計画」拝読いたしました。いやぁ面白かったです。武蔵と譲のあまりにも対照的な性格と言動。これまた、優璃亜とたまりの人物像のギャップの大きさ、特に4.5章がその様を表していて面白かったです。
 読み進んでいる間、どこがハッピーなのか正直わからなかったですが、最後の1頁がそうだったのですね。私もなんかほんわかとした気持ちで読み終えました。しかし、武蔵の超親父ギャグには参りますね。なにか先生の周囲にモデルになった人物がいるのでしょうか?また、「シュガーな俺」もそうでしたが、主人公がクールできっちり自己分析できているのが共通していると感じました(譲は石におぼれましたが)。もしや、譲も先生自身がモデルですか?
 本日「冥王星パーティー」を有楽町の三省堂で購入し、今夜から読み始めたいと思います。ちっと平山ワールドに嵌った気がします。それではお体に気をつけて。

投稿: あべぞー | 2007年8月30日 (木) 16時34分

> あべぞーさん
着々と読んでくださっているようで、感謝感激です。ありがとうございます。
作中に出てくる人物たちには、1対1で対応する明瞭な「モデル」が存在する場合もあれば、何人かがブレンドされている場合や、「これまでの人生で会ってきたそういう種類の人たち」のエッセンスを抽出しているだけの場合もあります。武蔵はどうでしょうか(あえて明言を避ける・笑)。
片瀬喬一と氏家譲の共通点……考えてもみませんでしたが、たしかにご指摘のとおりですね。譲の方が「流され」キャラですけど。まあ、視点人物は多かれ少なかれ自分がモデルになってしまいますねぇ。

投稿: 平山瑞穂 | 2007年8月30日 (木) 20時17分

こんにちは。あべぞーです。適当なコメント欄がなかったので、ここにコメントさせていただきます。早速ですが「冥王星パーティー」拝読いたしました。今回は女性の視点が加わって、前半と後半で主人公も入れ替わり、驚きつつ楽しく読めました。私が感銘を受けたのは、学生の時、あまりさえなかった男が、20代後半になぜかもてたこと、その相乗効果で、自分が無敵に思えるようになることでした。桜川衛と違い、私は体育会系でしたが、先輩後輩関係を最重視したため、若いうちは、好きな女性がいても、中々うまくいかなっかたことを記憶しています。またまんまと(?)社内結婚となったのも、今思えば思い当たる節があります。私なぞに女性の気持ちはわかりませんが、突拍子もないことを大胆にするという点も含めて、男性よりも数段強いし、したたかでもあると感じています。本書の内容に戻りますが、この後の展開として、なんとなく、彩香の存在があるとはいえ、衛と祥子の距離が近くなると思いますし、そうなって欲しいと願っています。次は「忘れないと誓ったぼくがいた」を読ませていただき、先生の代表作「ラス・マンチャス通信」は最後にとっておきたいと思います。お忙しいところ長々とした文章で恐縮ですが、お体お大事にして頑張ってください。

投稿: あべぞー | 2007年9月11日 (火) 14時25分

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