« 2週間ぶりの再会 | トップページ | 『魅機ちゃん』第2回 »

2007年8月19日 (日)

とらわれのクモザル

Qn_te

 クーニャンが最近妙にトイレを気に入っていると思ったら、こんなところでこんな風にして寛いでいた。罠にはまったクモザルにしか見えないのだが、本人はご満悦だ。

 旅行後、実家からクーニャンを引き取りに行った後で、父親が寂しがって泣いていて、母親もつられてちょっと泣いてしまったと聞いた。実家で飼っていた猫も、去年の秋、わが家の無為が逝った後を追うようにして他界したばかりだ。半端に夢を見させて取り上げるような残酷なことをしてしまったかもしれない。

 ただ、ずっと前、無為を預けて引き取ったときには、そんなことはなかった。気難しい猫だったから、1週間や2週間では、離れるのがつらいと思わせるほどなつきもせず、よさも伝わらなかったのだろう。無為は無為で、なんとも言えず可愛い猫だったのだが、スルメみたいなもので、長年一緒に暮らさないと「味」がよくわからないのだ。

 さて。もうすっかり平常モードで仕事をしている。「IKKI」連載の『魅機ちゃん』第2話(連載第3・4回分)の原稿を仕上げて送信。あと、専門誌『看護』より依頼のエッセイ(シュガーがらみ)を送信。

|

« 2週間ぶりの再会 | トップページ | 『魅機ちゃん』第2回 »

コメント

おはようございまーす。(^-^)
いいですねー。くーにゃん。(笑
なんか、すごくくつろいでいるのが
よーく伝わる写真ですね!
暑いから、少しでも冷えたところを・・・と
探してみつけた先がここだった!ということなのでしょうか?(笑
お父様とお母様泣いちゃったのかぁ・・・。
やはり、しばらく一緒に暮らすと
なんでも情がわいちゃうものなんだなぁ・・・とあらためて思いました。
うちでは、お母さんがケガをして飛べなくなった
すずめを拾ってきたことがあります。
1ヶ月くらい、うちで飼っていたんですが
ケガが治って外に放した後に、やはり寂しくって
泣いてしまいました。うれしいような、
悲しいような・・・ってかんじでした。

お仕事、またハードに進められているようですが
夏バテに気をつけて、あまり無理しないでくださいね!
今日も一日にいい日になりますように!

投稿: 果歩 | 2007年8月20日 (月) 06時36分

夏場の猫はひんやりしたところを根気よく探しますからねー。なるほどこういう手があったか、と感心しつつ、トイレ使えなくて困るなぁと思いました。
そのすずめは、怪我が治ったらあっけなく空に還ってしまったんでしょうか。猫との共存は不可能と思われるのでうちですずめを飼うのは無理ですが(笑)、飼ってみたらさぞかわいいでしょうね。

投稿: 平山瑞穂 | 2007年8月20日 (月) 20時18分

クーニャン、可愛いですね!私も猫を飼いたい感がますます上がります。

クーニャンの生来のボケな性格と子猫ならではの無邪気さが、ご両親にとっては溺愛する素になったのかもしれませんね。ご両親にとっては、無為ちゃんを預かった頃は飼い猫も健在だったけれど、クーニャンは亡くなった後ということで、状況的な理由も大きいのでしょう。

『新刊展望』はネットで探した提携店を含めて、何件か探してまわったのですが、やっと置いてある店を見つけたのに「売り切れ」でした・・・がっくし。

投稿: | 2007年8月22日 (水) 15時08分

初めまして、姫莉と言う者です。
昔からよく本を読んでいるんですけど、
つい最近、図書館に行った時たまたま目に留まった
平山瑞穂さんの"忘れないと誓ったぼくがいた"
を読みました。
そして…読み進めて行き生まれて初めて、
本を読んで泣きました。
本や映画、ドラマなどでも滅多に泣きは
しないのに初めて泣きました。
そのぐらいに感動しました。

それに、平山瑞穂さんのハイペース(そんなことないですか?笑)なのに幅広い話の執筆活動を知って
とても凄いと思いました。(普通な事言ってスイマセン;)
私も前から個人的な趣味程度で小説を書いているので…。
私もいつかこんな素晴らしい小説を書きたいです。

今日はとにかくこの気持ちを伝えたくてコメントしました。

これから、この前買ったのになかなか時間が無くて読めなかった"冥王星パーティ"を読むつもりです。

投稿: 姫莉 | 2007年8月22日 (水) 17時49分

> 香さん
両親も年季入りの猫好きなので、猫独特の「にくたらしい可愛さ」を理解できるはずなんですが、なにぶんもうトシなので、もっとわかりやすい可愛さを求めるようになってきているのかもしれません。ちなみに無為を預かってもらったのは大昔で、その時期は実家には猫がいなかったんですよ(だから気難しい無為でも預けることができた)。それだけに、という思いが飼い主的には強いんですけどね(笑)。

「新刊展望」、すみません……。なんかこう、僕の文章が載る雑誌は手に入りづらいものが多いんですよね。

> 姫莉さん
初めまして。いやぁ、初めての「泣いた本」になれるとは、嬉しいですし光栄です! そんなに気に入っていただけたのに、「では次はこれを」とためらいなくお勧めできるような、似たようなテイストの本がない、というのが悲しいところですが(ほんとに、毎回毎回作風が違うんですよ・笑)。でも「冥王星」は買っていただけているんですよね? 作風が違うと言っても、根本に流れているものは実は同じだと僕は思っていますので、そっちも楽しんでいただけたらいいなと思います。よろしくお願いします。
小説も、頑張ってください。物語をゼロから生み出す快感って、一度味をしめるとなかなか抜けられないものがありますよね。

投稿: 平山瑞穂 | 2007年8月22日 (水) 20時23分

>無為を預かってもらったのは大昔で、その時期は実家には猫がいなかったんですよ<

ああ、そうでしたか・・・。いつもながら、わかったようなことを書いてしまいすみませんでした(汗)。このぐらい、平山さんだって考えるよなぁと、今頃思いました(^^;。

新刊展望、私がスロースターター過ぎたのです。あの記事が出たときにすぐに行動に移してれば手に入ったものを・・・悔やまれます!
次回の教訓としますね。


投稿: | 2007年8月22日 (水) 22時29分

ああ、いえいえ、そこまで説明するとくどくなるかなと思って「ずっと前」という言葉で逃げた僕の叙述がわかりにくかったのでしょう。
それにしてもつくづく思うのは、猫もいろいろだということです。こんなに犬っぽい猫は初めて見ました。……と言うと、「犬もいろいろなんだけど」という異論が出てきそうですけど(笑)。

投稿: 平山瑞穂 | 2007年8月23日 (木) 01時11分

くーにゃん あんよがセクシーです。

投稿: りりこ | 2007年8月24日 (金) 23時11分

たしかに(笑)。人間のムスメだったらこれ悩殺ショットですよね。場所がトイレだっていうのがちょっとアレですけど。

投稿: 平山瑞穂 | 2007年8月25日 (土) 23時21分

日曜のNHK「つながるテレビ@ヒューマン」で「鍋猫」をやってました。土鍋に入る猫写真満載。蚊取り豚に入ったり、くーにゃん状態の猫ちゃんも。猫ちゃんは皆、陶器で涼むのが好きなんですね(^_^)

「新刊展望」、森見先生の時は本やタウンのページからインタビュー&お写真が拝見できたのですが、センセイのはまだアップされていないのか、検索しても見つかりませんでした。また時間を置いて探してみますね〜。

投稿: ダレカ | 2007年8月27日 (月) 01時49分

> ダレカさん
そういえば、陶器は概して好きかもしれませんね。人間でも、裸で陶器の中に横たわりたくなるほど暑いときはあります……。

ところで「新刊展望」ですが、僕はエッセイを寄せただけでインタビューを受けたわけではないので、森見さんのそれとはコーナーが違うのでは?

投稿: 平山瑞穂 | 2007年8月27日 (月) 20時22分

残念です〜。

ところで、『S-Fマガジン』11月号に掲載が決まったのですね。「棕櫚の名を」楽しみです。(この雑誌なら、買い逃しても市民図書館で読めるのです。)
※上記は円城塔氏のブログで知りました。

投稿: ダレカ | 2007年8月28日 (火) 03時50分

> ダレカさん
あ、そうです、11月号です。よろしくお願いいたします。作品はちっとも「SF」じゃないんですけどね。

円城さんの『Self Reference ENGINE』は読まれましたか? あれはすごいです。「すごい」としか言いようが……。

投稿: 平山瑞穂 | 2007年8月29日 (水) 19時50分

どんな風なのか楽しみです。

『S.R.E.』は未読です。まだ長編が読めません。なので、穂村弘氏のエッセイや先生が以前ご紹介された『気分は名探偵』程度です。
(余談ですが、森見コミュニティで穂村氏の最新エッセイ『もしもし、運命の人ですか。』を紹介したところ、『ダ・ヴィンチ』最新号の特集の隣にこの本の広告が入っていました。偶然なのかもしれませんが、結構繋がっているのかも?&興味ある方がいらっしゃるかも?と思って『野性時代』の来月の恋愛特集号も宣伝してきました。2200人もいれば何人かは手に取るでしょう。)

投稿: ダレカ | 2007年8月30日 (木) 03時09分

あ、すみません、「繋がり」の説明の補足です。

『ダ・ヴィンチ』9月号の森見先生の男汁あふれる特集(山岸漫画が連載終了のため、購入者も多いはず)→コミュニティに参加者が増える→トピックを読む→『野性時代』の特集に興味を持つ方もいらっしゃるであろう→先生の読者が増えるかも?という事です。
(計算高い^^;)

投稿: ダレカ | 2007年8月30日 (木) 03時17分

> ダレカさん
仕込み爆弾のようですが(笑)、そうですね、数人でも反応して下されば御の字です。援護射撃ありがとうございます。

投稿: 平山瑞穂 | 2007年8月30日 (木) 20時12分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/181870/16171642

この記事へのトラックバック一覧です: とらわれのクモザル:

« 2週間ぶりの再会 | トップページ | 『魅機ちゃん』第2回 »