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2007年9月24日 (月)

同日発売

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『魅機ちゃん』連載第3回が掲載された「IKKI」11月号と、短編『棕櫚の名を』が掲載された「SFマガジン」11月号。「SFマガジン」の真っ赤な表紙は斬新で、見本誌が届いたときちょっと驚いた。

『魅機ちゃん』の方は、1話完結の「前編・後編」の構成で言うと、今回は2話目の「前編」ということになる。阿部潤さんのイラストがいい感じに弾けていて楽しい。しかも、最終ページのスピンオフ・ショートコミック『ユカリコ』が、本編に出てくるユカリコの2人組とはまったく無関係に独自のとんでもない展開を見せており、普通に先が楽しみである。もともとそうなることは織り込み済み、と言うより、むしろ好き勝手にやってほしいというコンセプトで始められた連載だが、阿部さんが期待以上に好き勝手にキャラを動かしてくれるので、楽しくてしかたがない。

「SFマガジン」の方は、大御所・神林長平さんや、伊藤計劃さん、デビュー以来なにかと話題が絶えない円城塔さんの新作などと並んだ「日本作家特集」の一部というのがなんとも嬉しいかぎりだが、僕が掲載した作品は、実はSFではない(と思う。たぶん)。まあ、過去にこの雑誌で発表した2作の短編も、厳密な意味で「SF」とは呼びがたい作品だったわけだが。なにしろ僕は、理系科目がものすごくダメな人間だったのだ。Scienceの何たるかがそもそもわかっていないのである。

 めずらしく〆切がひとつもなかった今月は、ひたすら実業之日本社向けの書き下ろし長篇に没頭中である。しかしそんな中でも、ささやかな娯楽として、群馬サファリパークに行ってナマ大猫類のナマ食餌行動を見守ったり、ピーター・ラビットの著者ビアトリクス・ポターの伝記映画「ミス・ポター」を観に行ったりもしている。

 映画館では、ホールの入口が「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」と並んでいて一瞬紛らわしかった。"Beatrix Potter"を「ビアトリクス・ポター」と綴るのは、すでに商標として登録されているからなのだろうが、おかげでからくも「ハリー」の方の"Potter"との差別化が図れていてよかったのではないか。レニー・ゼルヴィガー演じるキュートなハイミスっぷりが絶品だった。

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2007年9月11日 (火)

初の「俺」キャラ

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 今日、見本誌が届いたのだが、明日12日発売の「野性時代」10月号に、僕の小説『浴衣姿の写真』が掲載される。5月号に掲載された『桃の向こう』に連なる、連作短編のひとつ。今回は、「男子恋愛小説今昔」という特集で、創作としては僕のほかに西村賢太さん、滝本竜彦さん、上村佑さん、灰原稔ルさんの読切が載る。

 と今書いていてふと思ったが、「読切」ってなんだか懐かしい響きだ。今でも文芸誌などでは普通に使われている言葉なのだが、「懐かしい」と感じるのは、子どもの頃読んでいた雑誌などに必ず「読切小説」「読切マンガ」などが載っていたからだろうか。

 ちなみに今回は一人称小説なのだが、その一人称が「俺」だ。実はこれ、僕にとっては初めてのパターンである。『シュガーな俺』は、タイトルに「俺」が含まれているにもかかわらず、語り手・片瀬喬一の一人称は「僕」だし。僕による「俺」キャラ、楽しんでいただければ幸いである。ハピネスである。

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2007年9月 9日 (日)

猫部屋

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 段ボール製の爪研ぎを、クーニャンがうまく使えない。ひとつには、まだ体が軽すぎて、重心をうまく設定できないこともあるが、そもそも、縦長のものを縦に使うということがわかっていないようで、よく、長辺の側面から爪だけ乗せて研ごうとして、本体を床の上でムダに滑らせていたりする。

 それを避けるために妻が考案したのが、画像の箱だ。中には爪研ぎを2本並べて、ずれないように隙間に詰め物もしてある。こうしたらようやく、爪研ぎの正しい使い方が理解できたようだ。そればかりか、ちんまりとまとまったこのスペースが気に入ったらしく、自分のおもちゃを運び込んだりして寛いでいる。

 そばに転がっている白いものは、アムステルダムで買ってきた羊のぬいぐるみだ。こうして見るとまるで友達だとでも思っているかのようだが、かまうときは躊躇なく首筋に牙を突き立てている。相手がぬいぐるみであっても、「急所」がどこであるかを本能的に知っているあたりが、さすが肉食動物だと思う。

 さて、「メンズノンノ」10月号に、『株式会社ハピネス計画』についての僕のインタビュー記事が掲載されている(p.202)ので、ご興味のある方はぜひご一読を。今回の写真は、ちょっと疲れたサラリーマンみたいな感じで映っている。まあ、事実僕は、「ちょっと疲れたサラリーマン」なのだが。それにしても、「メンズノンノ」は重い。1キログラムくらいある。

 ひきつづき、実業之日本社向けの書き下ろしを書き進めている。今日、たまたま入った大型スーパーの食材売り場で、その小説の中にネタとして使えそうなある素材を発見したので、ケータイで何点か画像をゲット。同業他社からのスパイかなにかだと疑われたかもしれない。

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