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2008年8月23日 (土)

ラスマン文庫版出来

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『ラス・マンチャス通信』の文庫版(角川文庫)が、そろそろ世に出回りはじめたようだ。

 オビに、森見登美彦さんから素晴らしい推薦の辞をいただいた(著者である僕の名より、むしろ森見さんの名前の方が大きいことについては、スルーしてください・笑)。

 また、非常に力の入った解説を大森望さんが寄せてくださり、恐縮することしきりである。解説の中では、この「白いシミ通信」からもいくつかのセンテンスが抜粋されている。自分で書いて公表しているものなのだが、あらたまって活字にされてしまうと、なんだか風呂上がりにパンツ一丁で涼んでいるところをスクープされたみたいで、なんとも気恥ずかしいものだ。ブログというのは、私的な領域と公的な領域の間のどこかに存在するものなのだということを、あらためて認識した次第である(ちなみに「パンツ一丁」云々は、あくまで比喩的表現である。僕はたとえ風呂上がりといえども、実際はパンツ一丁で涼んだりはしない。なにしろ、スクエアな人間なもので)。

 それにしても、僕はデビュー以来、いくつかの理由から、この「ラスマン風味」みたいなものを、意識的に封印してきたようなところがあるのだが、文庫化がきっかけで少しでもこの作品が市民権を得てくれればいいなと思っている。そして、再び、なんらかの形で、「ラスマン風味」を全開にした作品を発表できたらいいなと思っている。

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