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2008年11月13日 (木)

知られざる言い分

 電車に乗ろうとしてみんなが並んでいるときに、列からは逸れた場所になんとなく立っていて、ドアが開くと公然と横入りしようとしてくる人がいる。それも、「このタイミングで紛れ込んでしまえばバレないだろう」と思っている気配すらない。あたりまえのように割り込んでくるのだ。まるで、「電車に乗るためには列に並ばなければならない」というルールの存在自体を知らないかのように。ああいう人たちは、いったいどういうつもりなのだろうか。

 それが見るからにあつかましそうな感じのオバサンだったり、見るからに公共道徳に反した生き方をしていそうなオッサンだったりするならまだわかる。しかし、僕が目撃する彼らは、たいてい40歳よりは若く、また見かけもごく常識的な社会人風なのである。そして、どちらかと言うと女性に多い。彼らがどういうメンタリティの持ち主なのか、どうしてもそのプロファイリングができずにいる(念のために言っておくが、別に具合が悪そうというわけでもない。実際、彼らはシートに座ってから、平然と本を読んだりケータイをいじったりしているのだから)。

 いずれにしても、僕は絶対に彼らの横入りを許さない。ドアの手前で体を斜めにして入り口をブロックし、場合によっては僕の後に並んでいた人を2、3人先に行かせてしまいさえする。ここは俺が食い止める! 俺のことはいいから先に行け! というわけだ。友よ、俺の屍を踏み越えていけ! というわけだ。

 いや、腹が立つのも事実なのだが、それ以前に、どちらかというと気味が悪いと思う。しかし彼らにも彼らなりの言い分があるのかもしれない。僕に常に僕の言い分があるように(それは往々にして聞いてもらえないのだが)。

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