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2009年1月25日 (日)

ある撮影現場にて

 昨日は、ある映像の撮影現場に、作者として立ち会った。と言うと、まるで僕の作品が映画化あるいはドラマ化されたかのようだが、そうではない。そうではないのだが、僕にとってはそれに近いインパクトのあるできごとだった。なにしろ、自分が生み出したキャラクターを、プロの役者さんが目の前で演じているのだ。なんというのか、嬉しいやら気恥ずかしいやらいたたまれないやら。

 その「映像」がなんであるかについては、時期が来たらあらためてアナウンスさせていただくとして、いやー、映像の撮影というのがこんなにたいへんなものだったとは。まあ、役者さんとメイクさん以外のスタッフが、素人か、「多少心得のある人」だけだったということも関係があるのだろうが、完成品になるのはたった2、3分程度の短い映像だというのに、撮影だけで3時間ほどかかっただろうか。別にチンタラやっていたわけでもなく、必要なことを必要に応じて着々とこなしていただけなのだが。

 2時間、3時間ある映画を1本撮影するのがどれだけたいへんなことなのかというのが、少しだけ想像できる気持ちになった。そして、素朴すぎる感想でなんだが、役者さんというのはやっぱりすごいなと思った。キューが出るなり、もう役に入っている。1秒前までは素の状態で話していたのに。その「変身」の瞬間を間近に見ると、やはり感動する。あたりまえだが、僕には絶対にムリだ。

 実は大学1年生のとき、某芸術系大学の放送学科の人たちが卒業制作として作った30分のドラマに、準主役として出演したことがある。別に演技の心得があったとかではなくて、たまたまあるつてで声がかかっただけだったのだが、その演技と言ったらもう見れたものではなかった。そうなることはわかっていたのに、わりと気軽に出演依頼を受けてしまったのは、やはり若いだけあって怖いもの知らずだったのだろうな、と今になって思う。今の僕なら、検討するまでもなく即座に断るだろう。若さとは恐ろしいものだ。

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