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2009年1月 7日 (水)

海外翻訳2点

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 『ラス・マンチャス通信』の台湾版、『汚点通訊』の見本が届いた。国内外で出版された僕のあらゆる本の中で、最もホラー度の高い表紙である(次点は、韓国語版『冥王星パーティ』)。左下に、「日本ホラー小説の第一人者・鈴木光司絶賛!」というコピーも入っているので、手に取った人はホラーとしか思わないだろう。まあ実際、ある意味、ホラーにはちがいないのだが。

 折り返しの著者紹介欄に列挙されている作品名、《甜膩的我》が『シュガーな俺』、《冥王星派対》が『冥王星パーティ』というのはいいとして、《通訊協定》ってのはなんだろう、そんなの書いたかな、と一瞬考え込んでしまった。しかし、『汚点通訊』から類推すると「通訊=通信」だな、と考えて、ああ『プロトコル』か、と了解した。あれは、日本語に直せば「通信規約」のことだからだ。

 そしてこちらが、同時に届いた『忘れないと誓ったぼくがいた』のタイ語版。

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 ただし、「言語ヲタク」を自認する僕でもさすがにタイ語はちんぷんかんぷんなので、残念ながらまったく読むことができない。どの部分がタイトルで、どの部分が著者名なのかさえわからない。『魅機ちゃん』の連載中にタイレストランを舞台にしたエピソードを書くとき取材に協力してもらった、友人の義妹さんがタイの人なので、機会があれば表紙だけでも読み上げてもらおうかと思っている。

 表紙のイラストは、ちょっとアメコミ風でポップな感じだが、どうやらつれなく消え去っていこうとしているあずさにタカシが追いすがっているところらしい。背景では、タカシが綴ったものと思われるノートがバラバラになって風に吹き飛ばされそうになっている。

 背表紙のイラストもなかなかステキなので、画像をアップしておこう。時計の針の上に腰かけて妖しく微笑むあずさと、その針をロープで必死になって元に戻そうとしているタカシ、だろうか。両者とも、いかにも日本の私立高校風の制服を着ているが、これは日本の小説だからそうしたのか、それともタイでもそのあたりが似ているからなのか。

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