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2010年1月 3日 (日)

全力でないものは死すべし

 ケーブルテレビだかなんだかで『逆境ナイン』の実写版映画をやっていたので録画して観る。これは2005年に劇場公開したときに観に行っていて、当時旧ブログ「平山瑞穂の黒いシミ通信」に感想までアップしていた記憶があるが、5年後の今観ても十分に楽しかった。

 もともと島本和彦の原作がものすごく好きで、「無人島に持っていきたい本」のラインナップに含めてもいいくらい愛読しているのだが、今回、その原作をコンパクトながらかなり忠実に再現しているといっていい映画の方を観ていてひとつ気づいたことがある。この荒唐無稽な物語が伝えているメッセージは、畢竟するところ、「どれだけ絶望的な逆境にあっても希望を捨ててはいけない」ということに尽きると思うが、僕はたぶん、けっこう素で、そのメッセージに励まされ、勇気づけられているらしいのである。

 人生のほとんどは逆境だったし、今も逆境だ。しかし僕は、全力学園野球部キャプテン・不屈闘志に多くを教えられ、今もその教えを生きている。夜空に光る黄金の月などなくても。僕らが二度と純粋を手に入れられなくても。

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