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2010年2月17日 (水)

今日の反省

 ちょっと前に、池袋から電車に乗って発車を待っていたとき、一向に出発しようとしないので変だと思ったら、アナウンスが流れた。人身事故があって、復旧の見通しが立っていないという。早く家に帰りたかったし、池袋からはたいした距離ではないので、タクシーで帰ることにした。ただ、PASMOの入場記録を取り消す必要があるのではないかと思って、駅員さんのいるカウンターに向かった。たぶん、似たような目的で、大勢の人がいちどきにカウンターに殺到していたので、行列の進みはのろかった。

 そのとき、背後からなにか暴力的な音が聞こえた。なにごとかと振り返ったら、二十歳かそこらの、たいへん教養レベルの低そうなお二人が、ゴミ箱だかなんかを力任せに蹴っているところだった。やがてものすごい形相でこちらに近づいてきてた彼らは、駅員さんに向かって大声でこう怒鳴りつけて去って行った。

「なんで動かねーんだよ! 死ね!」

 その場に居合わせた半分くらいが、驚きの、あるいは非難の目を彼らに向け、残りの半分くらいは厄介ごとに巻き込まれないように首を竦めて目を伏せていた。駅員さんも慣れたもので、「すいません、すいません」と機械的に謝っていた。公平に見て、彼らには別に(形式的に「ご迷惑をおかけして申し訳ございません」と言う以外には)謝る義理はないと思うし、まして「死ね!」などと面罵されるいわれはさらさらないと思うが、おそらく、そういう乗客は常に一定量の割合で存在していて、もはや慣れっこになっているのだろう。

「むしろおまえらが死ね!」

 と僕は言った(心の中で)。たぶん、その場で同じ台詞を(心の中で)共有した人は、少なく見積もっても30人はくだらなかっただろう。

 そして、これは昨日のことだが、地元の駅に着いて改札を抜けようとしたら、僕の前を歩いていた30代後半くらいのやや太り気味・長髪気味のサラリーマン(なぜこの年代のサラリーマンには、「太り気味+長髪気味」という2つの条件を兼ね備えた人が多いのだろうか)が、PASMOを読み取り部に「バシッ」と力任せに叩きつけて出ていこうとした。たぶん、あまりに力任せだったためだろう、それは適切に読み取れなかったらしく、彼はもう一度同じように「バシッ!」と叩きつけ、さもいまいましくてやりきれないといった雰囲気を全身から漂わせながら、人ごみの中に紛れ込んでいった。

 どんなムシャクシャすることがあったのか知らないが、そんなことは、たまたまその場に居合わせただけのゆきずりの人間たちにとっては、それこそ知ったことではない。公共のものに当たっても、周囲の人間がただイヤな気持ちになるだけだ。恥ずかしいと思わないのだろうか。

 と書きながらふと、対象を必ずしも明示しない形で感じの悪い悪態をつきつづけているこのブログそのものがまさに、彼らと変わらない印象を人に与えているのかもしれない、と思って少し反省した(口先だけで)。

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