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2010年3月 9日 (火)

もうひとつの金曜日

 先週の金曜日の夕方、たまに行くちょっといいベーカリーに寄って、ちょっといいパンをいくつか買って帰った。金曜日にその店に行ったのは初めてのことだ。なぜなら金曜日といえば、僕は十中八九どこかで飲んだくれているからだ。今回は、奇跡的になんの予定もなかった金曜日だったわけだ。そして金曜の夕方のその店は、とても混んでいるのだということを初めて知った。

 レジは8人態勢でテキパキと処理しているので進みは意外と早いのだが、それでもレジから続く長蛇の列がほとんど店の端から端あたりまで続いていて、最後尾につくとき、一瞬ためらったほどだった。客は9割強が女性で、20代後半から30代くらいをコアとする、ぱっと見、仕事帰りと見える人たちだった。

 彼女たちは、慌ただしい平日の朝にはなかなかできないこと、つまり、「ちょっといいパンをゆっくりつまみながら優雅に過ごす朝」といったものを土日の間に実現させたくて、こうして金曜の夜にパンを買うための行列に加わっているのだろうか。そう考えたら、ちょっとほほえましい気持ちになった。「ささやかな幸福」という感じだ。日ごろはつい無条件に「飲み」に充ててしまう金曜だが、たまにはこうしてふだん行かないところに立ち寄ってみるのもいいものだなと思った。

 ……と、なんだか新聞の投書欄みたいなことを書いているが、この僕にもそういう善良なほんわかした心がないわけではないのだ。

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2010年3月 6日 (土)

恐ろしい世界

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 そういえば、実業之日本社「ジェイ・ノベル」3月号に、僕は作品を発表していたのだった。言及し忘れていた。去年の3月号から4ヶ月おきに掲載してきた『プロトコル』外伝「ハイパー・プロトコル」シリーズの第4話、「前世で逢えたら」である。各話、本編の語り手・有村ちさとの周辺の人物にスポットを当てる形で書き次いできたが、シリーズの最終話である今回は、再びちさと自身の物語、本編に対する直接の「続編」に当たるものを書いている。

 ほどなく次の4月号が出ようというタイミングでまったくもって今さらなのだが、去年の5月に『全世界のデボラ』を出して以来、単行本1冊出ていないので、一応、「まだ活動中ですよ」ということで(ちなみに次に本が出るのは5月下旬の予定。小学館「きらら」に連載していた『理想の人』の単行本化だが、タイトルはおそらく変更になると思う)。

 それはそうと、今朝、目覚める直前に、住友金属とソフトバンクが合併して(社名は「住友金属」を継承)、その代表取締役社長に小泉元首相が就任する、という新聞記事を読んでいる夢を見た。悪夢のような世界だ。恐ろしい。何が「恐ろしい」のかは、あえて言うまい。言うまいと、思えど今日の暑さかな。

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2010年3月 2日 (火)

Where did you get it?

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 近所のそば屋から出前を取ったら、「かに玉うどん」が入っていたドンブリの底にこんな文字が書いてあった。こういうことを明記しているドンブリを初めて見た気がする。そば屋さんがどこでこれを購入したのかが気になる。

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