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2010年5月 8日 (土)

誤解しないで

 今月25日ごろ発売予定の新刊『マザー』(小学館)、Amazonに書影が現れたので、左サイドバーにリンクを貼っておいた。見本はまだ出来していないので、僕自身お目にかかってはいない。単行本としてはこれで10冊目となる。1年半にわたって小学館のPR誌「きらら」に連載した『理想の人』を改題したもので、原稿用紙換算で700枚を超える僕史上最長編だ。

 連載は1回につき40枚(字数÷400で計算)だったのだが、少しだけ自慢させてもらうと、計18回すべて、原稿は39.6枚〜40.3枚というわずかな誤差の範囲内に収まっていた。また、〆切に遅れたことは一度もない。兼業の身で毎月40枚の原稿を提供するのは普通に考えてなかなかハードだと思うが、連載中、「苦しんだ」おぼえはあまりない。つまり、非常に調子がよかったのだ。

 よっぽど疲れきっていたりしないかぎり、40枚の原稿を、毎回実質的に4日間で書いていた。ということは、単純計算すると、700枚超の長編を4日×18回=計72日間で書き上げたことになる。かといって、内容は決して「書きなぐった」ようなチープなものではないと自負している。それどころか、いろいろな意味で、現時点での僕の集大成と言っていい作品になっていると思う。

 どういう話か、というのは、例によって自分で言葉にするのはものすごく苦手なので控えておくが、もしかしたら、『理想の人』という連載時のタイトルから、「“理想の恋人”を求めて彷徨する若者たちのヌルくて中途半端でサワヤカな青春純愛ストーリー」みたいなものを想像している向きもあるかもしれない。

 それは、100%誤解である。断言する。それだけははっきり言っておこうと思う。

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