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2010年8月 4日 (水)

19蜂4

 言いたいことはいろいろある。

 いつのまに"No"を「ノオ」ではなくて「ノー」と表記するようになったんだろう、さすがに一般的な世情に照らして不自然であることに気づいたんだろうかとか。「〜しないわけにはいかない」はあいかわらず、「〜せざるをえない」あるいは「〜せずにはいられない」とすべき箇所でも区別なく濫発しているなとか。前から疑問なんだけど、「わかると思う」って台詞を現実に口にする人間がはたして実在するのだろうか、少なくとも僕のまわりには1人もいないよなとか。「アクセサリー」と言わずあえて「装身具」と言っているところにはなにかこだわりがあるんだろうか、でもそのわりには「アクセサリー」って言ってるところもあるよなとか。ディスレクシアという障害を、こういう、個人的な萌え心を満たすための小道具として扱うやり口はいかがなものかとか。

 でも僕にはわかっている。そんなのはすべて言いがかりにすぎないのだということが。おもしろいのだ、この小説は。オーケー、そいつは僕も認めないわけにはいかない。その社会現象的な売れ方が気に食わなくて、ほとぼりが冷めるまで待とうと思っていたが、一向にほとぼりが冷めないのであきらめて読みはじめたのだが、それがおもしろいことなんて読む前からわかっていた。おもしろくないわけがない。おもしろいものでないわけにはいかない。でもやっぱり、読んでいるとイライラする。その二律背反的なムズムズする気分の中で、僕はすでにBOOK1を読み終えようとしている。

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