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2011年1月27日 (木)

太ったスーザン

 大学生当時以来およそ20年ぶりにスーザン・ソンタグを読んでいる。たまにソンタグを「ソンダク」と間違えて覚えている人がいるが、まあ気持ちはわからないでもない。「ソンタグ」というのは、日本人の言語感覚からするとなんとなく据わりの悪い音だからだ。

 しかし「ソンダク」と言うと「ツユダク」と言っているみたいで気持ち悪い。それに綴りが"Sontag" だということを知ってしまえば、僕ならば絶対にその後は間違えない。"Sonntag"と書けばドイツ語で日曜日のことだ。発音は「ゾンターク」だし"n"がひとつ多いが、無関係な語ではないだろう。

 ちなみにそれのオランダ語版"zondag"(ゾンダッハ)が訛って博多の「どんたく」になったのだとする説がある。この「ッハ」の部分は、喉の奥を息でこするような音なので、日本人の耳には「ク」と聞こえなくもない。かなり信憑性の高い説だと思っている。

 そうすると、スーザン・ソンタグも世が世なら「スーザン・どんたく」だったわけだ。彼女の書く文章の鋭利でスタイリッシュなイメージからはほど遠い、太ったおばちゃんのすっとんきょうな高笑いみたいなのをどうしても想像してしまう。「スーザンおばちゃんの人生いろいろどんたく相談室」みたいな。

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