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2011年3月 2日 (水)

清潔正社員

 ここしばらく、じわじわと部屋の整理整頓や模様替えをしたり什器備品の入れ替えをしたりしている関係で、処分しなければならない大きめの不要品がたまりつつある。

 それで、これまではマンションの郵便受けに「不用品回収」といったチラシが入っていても邪魔だとしか思わなかったのだが、にわかに関心を持ってちゃんと見るようになっている。その中で、こんなコピーが目に留まった。

  清潔で元気で明るい正社員がお伺いします。

「元気」とか「明るい」はともかくとして、「清潔で」が気になる。清潔は必須条件ではないのか。ことさらにこう書かれてしまうと、実は清潔ではないこともあるのではないか、これは悪天候で船がしばしば座礁する難所であったアフリカ大陸の南端を「喜望峰」と呼んだのと似たメカニズムによる形容なのではないかと。

 ついでに言うと、「正社員」とあえて限定するのはいかにも現代の世相を反映している感じがするが、こういう書き方はいわゆる非正規雇用の人々に対して失礼なのではないだろうか。まるで、「正社員」でなければ信頼できる仕事をしてくれないとでも言わんばかりではないか。

 自分ならどう書くかというと、せいぜい「元気で明るいスタッフがお伺いします」程度かな。しかし実際のところ、やたら元気で無駄に明るいような人に来られてしまっても、(自分がまったくそうではないだけに)なんだかいたたまれない気がする。

 ではこれでどうだ? 「そつのない有能なスタッフがお伺いします」。少なくとも僕はそういうのが大歓迎なのだが、それはそれで無用な不安を煽るかもしれない。そこを補うなら、こんな感じでどうだろう。「決して感じが悪いわけではないが、無駄口は叩かず、しかし疑問点には親切かつ過不足なく答えられるだけの知識とスキルを持ち、淡々と的確に仕事をこなす有能なスタッフがお伺いします」。

 いやこれはコピーじゃない。単に「僕が来てほしいと思っているスタッフの種類」だ。

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