« 現金な生き物 | トップページ | She does recognize it! »

2011年4月 7日 (木)

Has she learned it?

110407_235901_2

 先月、まだ連日のように余震が相次いでいた頃、緊急地震速報のサイレンが鳴り響いたり大きめの揺れが来たりしたときは、とりあえずクーを捕まえてリビングに連れてくるようにしていた。リビングがマンションの中でいちばん広く、倒れるようなものもなく、大きなダイニングテーブルもあって安心だからだ。

 そのうちクーは、揺れが来ると、わざわざ捕まえてこなくても自分からリビングに駆け込んでテーブルの下に身を潜めるようになった。テーブルの下を選んでいるのはたぶん、だだっ広いところを嫌う猫としての本能なのだろうが、あきらかに偶然ではなく、揺れに反応してそうしているらしく思われた。

 ついさっき、久々にケータイが例のサイレンを高らかに鳴らしたとたん、それまで浴槽の蓋の上にいたクーがリビングに駆け込んでいくのを見た。ついていってまもなく、最近ではかなり大きい部類に入る揺れが来た。見るとクーは、尻尾をタヌキ状に膨らませながらも、自ら入ったテーブルの下で小さく身を屈めていた。まるで、防災のための訓練を積んだ子どものようだった。

 そして揺れがあらかた収まったかな、と思った頃には、クーはすでに廊下に出て、もといた浴室に戻ろうとしているところだった。もう大丈夫だと判断したのだろう。

 あとになって気づいたのだが、クーがリビングに駆け込んだのは、揺れが来る前だった。つまりクーは、速報のサイレンに反応して行動したのだということになる。できすぎな気もするが、クーはもしかしたら、先月のいくつかの経験からパターンを学習し、期せずして「訓練」したのと同じ効果がもたらされていたのかもしれない。「あのポエーッポエーッという音」→「揺れる」→「テーブルの下に」というパターンだ。

 ふだんおバカだおバカだと思っているが、思っているより知能が高いのかもしれない。暗くなくても瞳孔が開き気味の呑気そうな顔を見ていると、やはりおバカとしか思えないのだが。

|

« 現金な生き物 | トップページ | She does recognize it! »