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2012年3月20日 (火)

未知との遭遇

 僕は紙媒体をこよなく愛する人間であり、電子書籍に対してはどちらかというと否定的だった。ただ、これからの時代、書籍の電子化はどう考えても避けられない趨勢だろうし、コンテンツの作り手として、その流れに取り残されていくのもどうかという思いは前々からあった。電子媒体で書籍を読む人の気持ちもわからないままでいいのか、ということだ。

 折も折、実業之日本社から、拙著『プロトコル』の電子版が発売されたとあって、これを機に、今まで自分には不要と思って見向きもしなかったタブレット端末でも購入してみようかと思い立った。PCに関してはもともとMacユーザーなので、やはりiPadがいいだろうと思い、先週の金曜日、ふらりと池袋のビックカメラ本店に赴いてみたところ、従業員がマイクでなにやら叫んでいる。手にしている看板には、「新型iPad発売日」と書いてあるではないか。

 ここのところ、新聞もニュースもろくに見ないで世事に疎くなっていたのでまったく知らなかったのだが、僕は偶然にも新型の発売日当日にiPadを買おうと思いついたわけである。これはもう、一種の運命だろうと思い、すぐに売り場に向かって購入した。

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 想像していたよりもはるかに快適である。こうしたデバイスにあれほど無関心だった僕が、購入から数日、ほとんど依存状態にあるといっていい。一夜にして反対派から擁護派に転向したといったところだろう。

 おかげで、自分が短編小説を寄稿していながら掲載されている状態を確認することができずにいた「月刊アレ!」の10月号も、こうしてようやく読むことができた(PCでもWindowsなら閲覧できるはずなので、妻のPCを借りて閲覧を試みたのだが、hontoアプリのダウンロードになぜか失敗し、断念していたのだ)。

 そんなわけで、同じ電子書籍サイトhontoで提供されている『プロトコル』の電子版も紹介しておこう。同じリンクを、左サイドバーの「著書」の下にある「リンク」にも貼っておいた。ちなみにいうと、最新刊である『3・15卒業闘争』も、日程は未定だが、いずれ電子版が発売されることになっている。

『プロトコル』電子書籍

 それにしても、iPadはすごいデバイスだ。「未来」がここにある、という気がする。あの頃の未来に、僕らは立っているのかなあ。

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