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2012年9月20日 (木)

僕の心の埋まらない空洞

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 僕の16冊目の単行本、『僕の心の埋まらない空洞』が、新潮社より刊行される。新潮社からの単行本は、実に5年半ぶり、驚いたことに12冊ぶりである。5年半はともかくとして、12冊というのは本当だろうか、と自分でもにわかには信じがたく思い、2、3度数えなおしてしまったが、間違いないようだ。

『冥王星パーティ』に次ぐ(新潮社での)刊行が、たまたま重なった諸事情により大幅に遅くなってしまったのは事実だが、僕としては、「なんとかサバイバルしようと無我夢中になっているうちに、いつのまにか11冊も出してしまっていた」というのが最も実感に近い。デビューしてまもなく8年、今もって無我夢中の五里霧中、四面楚歌にして背水の陣である。

 さて今回は、一応「心理サスペンス」という触れ込みになっているが、本質的には一種の「恋愛小説」とも言えるかもしれない。ただし、忘れないと誓ったぼくなどは出てこない。よくも悪くも大人の小説である。大人たちの「思い当たる節」を容赦なくエグる話である。

 って、これまったくセールストークになってないな。いえ、読んでほしいんです、もちろん。読んでくださいと叫んだぼくがいた。一羽のカッコーは巣の上を飛んでいった。

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