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2012年11月21日 (水)

フリーペーパーの「かわいい」直筆文字

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 知り合いの書店員Uさんが、僕の新刊『僕の心の埋まらない空洞』をフィーチャーするフリーペーパーを作ってくださった。新潮社経由で、すでに一部の書店さんに置かせていただいているはずだ。

 Uさんのお勧めコメントのほかに、僕自身も直筆でメッセージを寄せている。また、中面はUさんからのインタビューということで、6つの質問に僕が答えている。かなり本音ベースだ。媒体が一般メディアだったら、ここまで踏み込んだ回答にはならなかったかもしれない。

 これだけの内容を、A4サイズ1枚の表裏に手書きで見栄えよくまとめるのは、たいへんな労力だったと思う。しかもUさんは、快く無償でそれをやってくださったのだ。本当に感謝している。特にこの小説は、誤解や曲解を受けやすい内容だと思うので、こうして側面からお墨つきをもらえるのは、心強いことこの上ない。

 ただ、直筆メッセージを求められたときは、一瞬どうしようかと思ってしまった。過去にもインタビュー等で似たような局面は何度かあったが、何度経験しても緊張してしまう。僕の字は、率直にいって、人が読むのに向いた形をしていないと思うからだ。

 しかし読めなければ意味がないので、通常文字を書くときの3、4倍の時間をかけて、僕なりに精一杯、せめてていねいに書いた。Uさんからは、「平山さんの字はかわいくて、女の私の方が男っぽい字だと思った」と言われてしまった。

 以前、僕がハングルで書いた文章を読んだ知り合いの韓国人からも、「平山さんの書くハングルはかわいい」と言われたことがある。どうやら、文字体系の如何を問わず、僕がなにかしら文字を書くと、そうなってしまうということらしい。

 ともあれ、このフリーペーパーを通して、僕がこの作品に込めた真意や意気込みが少しでも読者の方々に伝わり、それが本を手に取るきっかけになってくれれば嬉しい。

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