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2012年11月24日 (土)

なぜか決して聞き入れられない嘆願

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 週に1度、僕が掃除機を引きずって各部屋を巡回している間、クーはたいてい、キャビネットの上とか食器洗浄機の上などに避難して、こわごわとその様子を見守りつつ、ときどきさも不服げな声を出して僕を難詰している。掃除機の音が怖いのである。

 モーター系の騒音を嫌わない猫はいないが、うちの掃除機はダイソンなので、また音がことさらにすさまじいのである。掃除中はなんとなく音楽をかけっぱなしにしているのだが、ダイソンの稼働中ははっきりいってまったく意味がない。かなりの音量で流していたとしても、いっさい聞こえなくなってしまうからだ。

 しかしクーは、僕の掃除の手順をあらかた記憶しているものと思われる。吸引したホコリ(といってもその8割はクーの抜け毛なのだが)を排出するためにダストボックスを取り外していると、それを見て「終わったな」と判断するらしく、避難していた場所から降りてきて、僕のまわりにまといつきはじめる。

 まといつくのは、それまでが怖くて心細かったのと、掃除中は必然的に僕にかまってもらえないのでさびしかったのが原因だろう。ちょっと抱っこしたり撫でてやったりするとすぐに満足して、なにごともなかったかのように立ち去るのが常だ。

 僕としてもクーの静かな生活を脅かすのは本意ではないのだが、なにしろそのクー自身の抜け毛の量がハンパない。ダイソンは使用するたびにダストボックスを空にしなければならない仕様なので、「1週間でこれだけのホコリ(抜け毛)が溜まった」という事実をその都度目の当たりにさせられるのだ。それがわかっていながら、掃除機を使う頻度をあえて下げることは、僕にはとうていできない。

 クーにしてみれば、これまでにも「それはやめてくれ」と何度となく僕に嘆願しているのに、どうしてやめてくれないのだろうという気持ちかもしれない。クー自身も含めてみんなが快適に暮らすために、これはどうしても必要なことなのだ、とクーにわからせるには、どうすればいいのだろうか。

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