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2012年11月20日 (火)

「たまに来るおばさん」と化した妻

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 日中のクーは、天候にかかわらず概して不活性で、5分の4は惰眠を貪っているか、半醒半睡でダラダラしているかのどっちかである印象があるが、妻がたまたま休みで家にいるときは、そうともかぎらないことが最近わかってきた。

 妻は忙しくて、土日にも仕事が入っていることが多いから、日中、在宅していることはかなりめずらしい。今日はたまたま終日休みだったのだが、そうするとなぜかクーは興奮ぎみで、休むことを知らず何時間でも動きまわっている。必ずしも妻について回っているというわけでもなく、とにかくただずっと興奮しているのである。

 普段、僕と2人きりのときには寝ているはずの時間帯にずっとそれをやっているのだから、疲れないはずがない。事実、夕方くらいになるとたいてい、力尽きたようにぐっすり眠り込んでいて、そのまま夜遅くまで起きてこない場合も多い。

 思うに、「日中から妻がいる状態」は、クーにとって一種の非日常として受け止められているのではないか。いわば、親戚のおばさんが遊びに来ているときみたいな。クーはたしかに妻にもなついてはいるのだが、そのなつき方は、飼い主に対するものというより、「たまに来る仲のいいおばさん」に対するそれであるように見えることがあるのだ。

 妻はそれをさみしがっている。仕事でほとんど家に居着かず、子どもに今ひとつなついてもらえないお父さんのような気分なのだろうと思う。

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