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2012年12月14日 (金)

人の好意をすんなり受け入れられない者たち

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 夕方、ふとクーの姿が見えないなと思って探したら、暖房もつけていない暗いリビングで、愛用している丸いペット用ベッドの中に丸く横たわっていた。例によって、「ここにいれば暖かいはず」と思い込んでいるのだろう。

 実際にはかなり寒いはずだと思って、ためしにベッドに蓋をするようにブランケットをかけてみたら、そのままなんら抵抗も示さず、1分後に見たら自らブランケットの下に完全に潜り込んでいた。やはり、覆いがあった方がよかったらしい。

 クーはこういうところが、先代の猫「うい」と大きく異なっていると思う。ういは、こちらが気をきかせてなにかそういうことをすると、その気遣いがうっとうしいのか、あるいはういなりに「これがいちばんいい」と見なした環境なり条件なりがそれによって乱されたと感じるのか、機嫌の悪そうな顔をしてぷいとどこかに立ち去ってしまうのが常だった。

 人間にも、そういう性格の違いはしばしば見られる。人の好意を素直に受けるタイプか、「よけいな気を回すな」と言わんばかりにかえって不機嫌になるタイプかという違いだ。

 僕自身はどちらかと問われれば、まあ後者、つまりういと似たタイプだろう。だから、僕や妻の好意をうっとうしがったういの心理もよくわかる。しかしクーを見ていると、自らのそうしたひねくれた性向について、なんだか恥じ入りそうな気持ちになるのである。

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