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2013年5月 7日 (火)

職業選択の自由

 ずいぶん前からうすうす思っていて最近確信に至ったのだが、どうも僕には、小説家という職業が向いていないのではないかと思う。気づくのが遅ればせすぎる気もするが、小説を書くという営為そのものは僕自身になんら苦痛をもたらさないので、向いていないということに気づくのに少々時間がかかってしまったわけだ。

 なぜ向いていないかというと、小説家であるには、僕はシニカルすぎるし意地悪すぎるのではないかと思うのだ。小説家になる人なんて多かれ少なかれシニカルで意地悪なものだろうと僕は信じていたのだが、どうやらそれは大きな思い違いであったらしい。あるいは、20年、30年前にはそれが真実であったとしても、最近は必ずしもそうではないらしい。気づかぬうちに、世界は僕が思っているものとは別のなにかになってしまっていたのだ。

 そんなわけで、最近はけっこう本気で転業を視野に入れている。もちろん、今すぐにどうこうという話ではないが、中長期的目標としては、それは自分の中で十分なリアリティを持っている話なのである。こんなシニカルで意地悪な僕にも向いている職業があったら、どなたか教えていただけないだろうか(TwitterFacebookも開設しておらず、ブログにコメント欄すらないのに?)。

 それでも、さしあたって明日すべき小説家としての仕事はもちろんある。そして人生は続くのである。

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