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2014年8月24日 (日)

『忘れないと誓ったぼくがいた』映画化決定

 僕の2作目の長篇小説『忘れないと誓った僕がいた』(2006年・新潮社/2008年・新潮文庫)の映画化が決定した。詳細については以下をご参照されたい。

http://www.cinra.net/news/20140818-wasuboku

http://wasuboku.com

 この作品については、単行本刊行直後から映像化のオファーは幾度となくあったのだが、いずれもせいぜいプロット止まりで立ち消えになっていた。8年越しでようやくの実現である。

『あの日の僕らにさよなら』(新潮文庫。旧『冥王星パーティ』)の相継ぐ重版や「新潮文庫の100冊」入りの事実と並んで、この映画化についても、「かつがれてるんじゃないか」感を否めないところがある(それほどまでに、今までが不遇だったということだ)。

 しかし先日、神奈川県の某所で行なわれていた撮影現場を見学させていただき、大勢のスタッフ・キャストの皆さんが懸命にことに当たっておられる様子を目にしてようやく、「どうやら夢でも妄想でも錯覚でもないらしい」ということが胃の腑に落ちはじめたところだ。

 当日、主演のお2人にもご紹介いただいたのだが、タカシ役の村上虹郎さんは、17歳とは思えない大物の風格をお持ちで、最初、その雰囲気に圧倒されて一瞬言葉を失い、おたがい無言のままに見つめあうという奇妙な瞬間を招来してしまった。そのあとに現れたあずさ役の早見あかりさんにも、ろくなご挨拶ができなかったと思う。

 そのときのでくのぼうっぷりは、そんな芸能人の方々が現実に僕の原作に基づく映画の役を演じておられるということに今ひとつリアリティを感じられずにいたための一種の離人症状だったのだ、ということで何とぞご勘弁いただきたいところである。

 ちなみに、古くから僕のブログをご覧の(ごくわずかな)方々ならおわかりのことと思うが、この作品のタイトルは長いので、ブログでは通常、略称を用いていた。当時は「ワスチカ」と呼んでいたのだが、上記サイトなどを見ると「ワスボク」と(公式に)略されているようだ。ワスボク……。なるほど、ワスボク。なるほど、ポキン、金太郎(つげ義治)。

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