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2015年4月30日 (木)

文庫書き下ろし新作『遠すぎた輝き、今ここを照らす光』

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新潮文庫より新刊『遠すぎた輝き、今ここを照らす光』が発売される。文庫だが、書き下ろしの新作である。

ここしばらく、僕の本については、「単行本が文庫化されるに際して改題される」というパターンが続いていたため、この本についても、「これはどれの改題だろう?」と思われる方がいらっしゃるかもしれないが、本作が世に出るのはこれが初めてなので、その点は誤解のないように強調させていただく。

内容については、一般に公表されているものをそのまま引いておく(自作について自分の言葉で紹介しようするのはもう断念した)。

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月刊誌記者として働く小坂井夏輝、31歳。取材先で中学の同級生・瀧光平と再会する。かつて周囲を見下していた瀧を夏輝は疎んじ、片や誰彼なく優しくする夏輝を瀧は偽善者と嫌っていた。だが次第に夏輝は瀧が抱える痛みを、瀧は夏輝の葛藤を知るようになる。過去を受け止め、前を向いて歩くために、二人はある行動に出る。逃げたくなる自分の背中をそっと押してくれる、優しい物語。

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上記にひとことだけ付加するとするなら、小坂井夏輝が再会する瀧光平の職業は、石膏像の製作職人である。製作現場の描写等については、工房「堀石膏制作」さんの甚大なご協力をいただいた。この場を借りて謝意を表明させていただきたい。

石膏といえば、個人的に思い出すのは、小学生時代に作製したジオラマだろうか。銃を構えた1小隊分ほどの数のプラモデルの兵士を配置すべく、菓子の空き缶の中に石膏を流し込んで「地形」を象り、ミニチュアの樹木などを植えた。

兵士は一人ひとり迷彩模様まできちんと彩色していたし、本来は「地面」部分にも色をつけるつもりだったのだが、急にそれがめんどうになり、地面部分については石膏の「地色を活かし」つつ、兵士や樹木にも粉石膏の残りを適宜ふりかけて、「雪景色」だということにしてしまったのだ。

飽きてから最終的にそれをどう処分したのか、そこのところはまったく記憶にない。子どもの頃に作ったそうした嵩の張るものというのは、えてしてその「最期」を思い出せないものなのだ。

 

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2015年4月 1日 (水)

I'm steppin' out

  映画化された『忘れないと誓ったぼくがいた』が上映中だ、ということを告知しそびれて何日になるだろうか。

 というのはツイートサイズの発言にほかならないのだが、それでもやはりかたくなにtwitterはやろうとしない僕だ。

 No need to ask the reason whyJohn Lennon

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